So-net無料ブログ作成

湯河原の日の出_母と温泉に行ってきました:20180127 [訪れたところ色々]

ここ数年の恒例の旅。

母と、少なくとも一年に一回はどこかへ出かけようと思っています。

P1277376-12.jpg

熊野古道を歩いたり、

信州の紅葉を見に行ったり、京都と奈良に行ったり etc etc…。いままで色々なところに行きましたが、

遠くに行けない時は、箱根や熱海など近くの温泉に一泊で出かけたり。

P1277366-12.jpg

2018年、今年は、

横浜から快速アクティーに乗れば、1時間10分くらいで到着する湯河原温泉からにしました。

土曜日、横浜で待ち合わせて、12時5分発の電車に乗り13時8分に湯河原着です。


ホテルのチェックインは2時なので、先ず駅の近くの蕎麦屋さん「小松庵」さんで蕎麦を頂くことに。

P1277353-12.jpg

横浜より気温は高めで暖かい湯河原ですが、蕎麦を頂く前にはやはり熱燗で体を温めなくては !! 笑

辛口の一ノ蔵を「くいっ」と一杯。お腹の中に暖かさと日本酒の旨みがじわぁ~っと伝わっていきます。

昼間から熱燗を頂いて、解放感は全開です ^^

P1277356-12.jpg

母は暖かい天ぷらそば、じぶんは天ざるを頂きました。

冷たい蕎麦の天ざるはもちろんですが、暖かい蕎麦の天ぷらそばも天ぷらが別盛になっており、さくさくの天ぷらを頂けるようになっています。
ナス、ピーマン、キノコにイカと海老 etc etc …さくさくの揚げたての天ぷらは熱々。


蕎麦は幾分細めに切られており、上品な感じ。

接客と配膳のおばあさんがとても優しそう。店内も改装したばかりとのこと、清潔で素敵な雰囲気のお店でした。

P1277361-12.jpg

小松庵さん、美味しい蕎麦をご馳走様。

P1277354-12.jpg

ゆっくりと熱燗と蕎麦を頂いているとチェックインの時間です。

ホテルは駅から歩いて5分のところ。

部屋に通してもらうと、とても広い部屋でした。10畳くらいの部屋が二つ。そして、

窓際にはテーブルと2つの椅子。

もしかすると以前は二部屋だったのかもしれません。窓からはキラキラ光る湯河原の海が見渡せました。

P1277392-12.jpg

食事前に2回も温泉に浸かって、

何だか? お湯に戻したわかめ状態?

広い畳の上に大の字になってたゆたゆ、ふわふわ~、ばたっ。

P1277423-12.jpg

肩や腰や、温泉にゆっくり浸かり過ぎたせいでしょうか?

あちこちがぎしぎしと。

動くと痛い感じ? お湯に浸かって疲れているところが「ここだよ」と教えてくれたのかもしれません。

P1277402-12.jpg

露天風呂も空いていて、貸し切り状態。

足と手を伸ばせるだけ伸ばして、スルメみたいな恰好で、

流れるお湯に身を任せて、たゆたゆたゆ…。

P1277416-12.jpg

とくとくと、お湯の流れる音が心地よく、

のんびり、夕方のピンクかかった青い空を見上げます。

P1277412-12.jpg

体だけでなく、こころも、

温泉にとっぷり。

P1277434-12.jpg

6時に食事の用意をしてくれて、

部屋で母と一緒に夕ご飯を頂きました。板さんの心づくし、

先付から、地鯵のお造り、

鰆の西京焼き、竹の子と鯛の子菜の花の煮物 etc etc …。

洋皿でビーフシチューまで頂きました。

種類が多く母は全部食べ切れなかったですが、じぶんは完食です。

美味しく、お腹いっぱいに。

P1277428-12.jpg

青森りんごのプリンも香りも良く、とても美味しかった。

沢山いただいて、お酒も飲んで、

知らないうちに寝てしまいました。  ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ ^^;

P1277437-12.jpg

5時半くらいに目を覚まし窓の外を見てみると、綺麗な星空。

朝風呂にざっと浸かって、

体がホカホカしている間に沢山着込んで防寒対策十分。母と朝の散歩に出かけることにしました。

P1287446-12.jpg

部屋の窓から見えていた道を真っ直ぐに進み、

中学校と公園の間の道をを抜けると、湯河原の海です。

P1287453-12.jpg

高齢の母ですが、それでもかなりの健脚。

去年の秋も友達と上高地へ行って来たとのことです。合羽橋の辺りをガイドさんの案内で歩いてきたとのこと。

それでも、階段や坂道、段差があると気に掛かります。

手すりのあるところは必ず摑まるように、声をかけてしまいます。

P1287488-12.jpg

この日の予報は曇り。

確かに雲は多めでしたが、それでも水平線の方は晴れていました。

P1287516-12.jpg

海は好きです。

横浜の港の日の出をたまに見に行くのですが、湯河原の海は広々としていて水平線の遠くまで、

ずっと、

見渡せます。

P1287523-14.jpg

ぷかりさん橋と、ベイブリッジと、タグボートと、

みなとみらいの海も素敵ですが、

水平線まで遮るものなく見渡せる、広く自由で大らかな感じの湯河原の海も良いな。

P1287530-12.jpg

寒いけれど、

母と一緒に湯河原の日の出を待ちました。

P1287572-12.jpg

まだかな? まだ?

すると、

P1287565-12.jpg

ちょうど黒い船のシルエットが見える辺りが一段と燃え上がって明るくなったと思ったら、

この日の太陽が姿を見せてくれました。

P1287613-12.jpg

指先が冷たいのも気にしないで、シャッターを押し続けてしまいました。

黄金の空といぶし銀の様な海とのグラデーション。雲に朝の色彩が反射して虹の様に輝いていました。

P1287617-12.jpg

海鳥たち、

カモメに鵜たち、夜と朝のはざまの端っこを縫うように飛んでいきます。

P1287629-12.jpg

母はカメラを忘れてしまったとのこと。

携帯で一生懸命写真を撮っていました。上手くは撮れなかったけれど、じぶんの撮った写真を焼いて今度持って行こうと思います。

P1287640-12.jpg

朝のピュアな光は、明るさと共に暖かさも持ってきてくれます。

鳩たちも一列に並んで、日の出の暖かさとパワーをもらっていました。

綺麗で静かで小さな幸せ。寒いけれど何となく心はほっこりと、日の出を見ることができました。


そろそろ戻ろうか?

P1287648-12.jpg

1時間くらいの母との湯河原早朝散歩。

寒かったけれど、良い思い出がまた一つ作れたと思います。

P1287654-12.jpg

宿に帰れば、暖かい朝食が待っていました。

温泉に泊まった朝のご飯って、どうしてこんなに美味しいのでしょう?

もちろん、夕食の板前さん心尽くしの料理はとても美味しいのですが、じぶんは、

P1287653-12.jpg

温かい白いご飯、鯵の干物、玉子焼き、焼きのり、シジミの味噌汁、

この日はマグロの漬けに湯豆腐もついていましたが、朝のご飯が大好きです。

普段はお替りなどはしないのですが、美味しくてこの日もご飯のお替りを頂いてしまいました。

P1287655-12.jpg

食後にゆっくりともう一度温泉に浸かって、

今回の母との旅は締めくくりです。

P1287463-12.jpg

高齢になりましたが、まだまだ元気。

父を早くに亡くしているので、友達と出かけることが多い母。
それに、母自身も高齢ですが、高齢者施設のボランティア活動もしているとかで、結構忙しそうな様子です。

一年に数回しか行けないけれど、たまに一緒に旅をして、その間のことを色々と聞くのも楽しみです。

今年は次にどこに出かけようかと?

****************************************************************************************************************

2月4日(日)、11日オフ会の下見に北鎌倉だけですが行ってきました。

東慶寺も円覚寺も、紅白の梅はまだ1分か2分咲くらいでした。

東慶寺ではこの前の雪がまだ残っていたし、ここのところ寒かったこともあるのでしょう。

白梅だけではなくて紅梅も咲いていましたが、1月7日に訪れた時とはそれほど梅たちの咲き具合は大きくは変わっていませんでした。

来週は、咲き始めの鎌倉の梅たちをきっと愛でることができると思います。


参加して頂ける方、たくさん一緒に梅たちの写真を撮って来ましょうね。

11日までに、オフ会のことをもう一度と、今日の写真をアップ出来たらしたいと思っています。


" 2018/01/27 Yugawara & Sunrise with mother"



nice!(57)  コメント(30) 

塩野七生さん「ギリシア人の物語 3巻」&ジョアン・ピリスのこと:20180129 [お気に入り]

最近は原田マハさん、小川糸さん、

少し前は、石田衣良さん、村上春樹さん、藤谷治さん、吉田篤弘さん、

P1270002-12.jpg

もっと前は、藤沢周平さん、重松清さん、

もっともっと前は、吉川英治さんや井上靖さんに、トーマス・マンやドストエフスキー等をよく読んでいました。

じぶんの読書は、その時々で出会った本を夢中になって読んで、また新しい作家を自分なりに見つけ、また夢中になっての繰り返しだと思います。

ただ、小説? 最近だと長編の歴史エッセイというジャンルなのでしょうか? 塩野七生さんの作品は、学生の頃から途切れることなく、

新しいものが出る度にそのほとんどを読んでいます。

P1270007-12.jpg

今回の「ギリシア人の物語」も1巻から新刊の3巻まで、予約しておいて都度出版と同時に読みました。

テミストクレスやペリクレスのアテネの活躍期と衰退期の後、アレクサンダー大王の東征が3巻のテーマでしたが、昔、プルターク英雄伝などで読んだアレクサンダーのことを、思い出しながら、又は初めて知るエピソード等と共に楽しく読みました。

P1270008-12.jpg

ところが、本にカバーをかけてあったので、帯に書いてある「塩野七生 最後の歴史長編」という文字を見ていなくて、

著者の後書きで、このギリシア人の歴史3巻で、塩野さんの歴史長編は最後だということを知りました。


塩野七生「ギリシア人の物語 3巻」P464 最終ページ

 最後にもう一度、ほんとうにありがとう。イタリア語なら「グラツィエ・ミッレ」。
 つまり「一千回もありがとう」。

 2017年・秋、ローマにて

P1270009-12.jpg

がーーん…。

新しい著書が出る度に楽しみにして読んでいたのですが、この作品で、少なくとも長編は最後とのこと…。

巻末に今までの著書を時代別にまとめてくれてありましたが、ほぼすべてを読んでいるのです。

ギリシアからローマ、中世、ルネッサンス迄、どれだけ塩野さんに色々なことを教えてもらったのでしょう?

シーザーやスキピオ、ハンニバル。 チェザーレ・ボルジアも、ロレンツォ・デ・メディチも、マキャベリも
etc etc …、みんなみんな塩野さんの作品でその魅力を知りました。


塩野七生「ギリシア人の物語 3巻」P463
 ほんとうにありがとう。これまで私が書きつづけてこれたのも、あなた方がいてくれたからでした。


とんでもありません、イタリアの歴史と美術、絵画に興味を持ったのも、塩野さんの作品のお陰かもしれません。
読ませて頂いたから、ウフィツィ美術館のことが気になって出かけたりしたのですから。
こちらこそ、ほんとうにほんとうにありがとうござました。

塩野さんが長編は絶筆だということを知ったこの1月、もう一つショックなことを知りました。

P1270005-12.jpg

じぶんが以前も今も、一番大切だと思っているピアニスト、

ジョアン・ピリスが今シーズン限りで引退を表明したのです。

1944年の生まれなので、今年で74歳です。まだまだピアニストとしては現役の年齢のはずです… orz

P1270010-12.jpg

何度もコンサートを聴きに行ったことがありますが、ホールの中に響き空間に消えていく音色の素晴らしさは何物にも代えがたいです。

もちろん、CD も宝物なのですが、そのピリスがもう聴けなくなってしまうとは本当に本当に残念でなりません。


4月に東京では2回のコンサートがあります。

はじめは4月12日のベートーベンの作品を中心とするチケットを買っていたのですが、

このニュースを知って、17日のモーツアルトのものも急いで買いました。

最後になるかもしれない、ピリスのライヴの音色…一音も逃さずに聴いてきたいと思っています。

出来たら、ショパンも聴きたかったな。 

あの、レースのカーテンをそっと風が抜けていくような音色も聴きたかったです。

P1270012-12.jpg

2018年、

良い正月を迎え良いスタートを切ることができましたが、

それでも、二つの残念なことにあってしまいました。

塩野さんとピリスと自分の大切なアーテイストのこと。


でも、持っている本たちとレコード、CD は自分の宝物です。これからもずっと。

" 2018/01/29 Nanami Shiono & Joao Pires"
nice!(68)  コメント(42) 

松山に行ってきました_萬翠荘と漱石コーヒー:20180119 [訪れたところ色々]

仕事を終えて宿に向かいます。

無事に終わったから?  

それもありますが、松山はこの季節にしては暖かくて、夕暮れも淡いピンク色がとても優しく感じました。

P1180032-12.jpg

一年ぶりの四国松山。

一仕事終えて、先ずは一日の〆に冷たいビールです。

お疲れ様、じぶん (笑)

P1180010-12.jpg

どこか違うところで夕食を頂こうかとも思いましたが、

疲れていたので、宿に近い「北斗」さんで頂くことに。

P1180013-12.jpg

去年も頂いたレストランで、去年も頂いた「鯛めし」にしました。


四国に来るまで、この「鯛めし」、宇和島鯛めしは知りませんでしたが、

鯛の刺身を、甘めのたれに卵の黄身を混ぜたものにつけ、

薬味の海苔とネギとわかめと一緒に白いご飯にのせて頂くこの鯛めし、とても美味しいです。

P1180028-12.jpg

お膳に付いてきたタコの唐揚げは、ビールのつまみにちょうど良く、

こちらも美味しく頂きました。


お腹いっぱいで満足。ホテルにチェックインしてゆっくり就寝。 ZZZZZZZZZZZZZZ ^^

P1180022-12.jpg

次の日も予定を無事に終えることができて、

飛行機の時間までには2時間弱くらいありました。

P1190058-12.jpg

せっかくなので、

昨日頂いた「鯛めし」パワーを発揮し、松山の街を少し歩いてみることに。

P1190072-12.jpg

昨年来た時は松山城を遠くに見て、その勇壮な山城の姿に惹かれ、

近くまで行ってみようと思ったことがきっかけで(又は思ってしまったので?)、

結局、スーツにネクタイ、革靴姿で、気が付いたら、山道を小一時間位かかって天守閣まで登ってしまったのでした(笑)。

P1190083-12.jpg

今回は、松山の街がどんな街なのか、松山市駅とか周辺の街並みを見てみたいなと思いました。

路面電車にも乗りたかったのですが、

P1190086-12.jpg

いつもの様に、知らない街、初めての街は歩くこと !! です。

歩いて、その街を知ることが一番だと思っているので、スマホの地図を見ながらJR松山駅、

伊予鉄の大手町駅の前を通り過ぎ、てくてくてくてく。


それほどはかからずに松山市駅、高島屋の上の観覧車も一目ですが会うことができました。

道幅の広いこと、その中を何台も路面電車が走っていくのにびっくりしました。

P1190092-12.jpg

松山城の天守閣にも、もう一度行きたかったのですが、

それだけの時間もないので、今回は遠くから再会のご挨拶だけ。

P1190097-12.jpg

そんな中、

JR松山駅に向かおうと思って歩いている途中で、三角の渋い緑青色の屋根を見つけてしまったのでした。

P1190098-12.jpg

惹かれるように横道に入って更に門を入ってみると、

P1190106-12.jpg

こんなに立派な館?

いえいえ、これはもうお城でしょう。

P1190115-12.jpg

建物の前にあった説明書きを読んでみると、国の重要文化財の「萬翠荘(ばんすいそう)」という建物だとのことでした。

P1190123-12.jpg

300円の拝観料を、可愛い受付の女性お二人に支払って(とても丁寧な応対でした)、

気になる洋館を見学させて頂きました。

P1190132-12.jpg

萬翠荘、

1922年、旧松山藩主の子孫の久松定謨伯爵が、別邸として建設したものなのだそうです。

陸軍駐在武官としてフランス生活が長かった伯爵好みのフランス風の建物、

当時松山の最高の社交の場として各界名士が集まった場所だったとのこと。

戦争中も萬翠荘は戦禍を免れました。建築当時の様子をそのまま残す貴重な建築物として、

1985年に愛媛県指定有形文化財に、そして、2011年には国の重要文化財に指定されたのだそうです。

P1190142-12.jpg

西洋館は地元横浜でも多く訪れていますし、

神戸やその他でも見ていますが、萬翠荘はすごいなぁ~!!

P1190143-12.jpg

一階の広間は社交場というので、鹿鳴館みたいな?

パニエでスカートをほわっとさせた淑女が、カイゼル髭の燕尾服の紳士と舞踏会。

そんな場所だったのでしょうね。


建物全体の写真が上手く撮れなかったので、展示されていた全体の模型で ^^;

これはもう、お城ですよね。西洋では左右対称のシンメトリーが多いのですが、萬翠荘は左右シンメトリーにはなっていません。

これも特徴なのだそうです。

P1190145-12.jpg

2階に上がる階段の踊り場にある、大きく立派なステンドグラス。

描かれている波と帆船は、

久松定謨伯爵がフランス・サンシール陸軍士官学校に入校するためや、

フランス公使館附武官就任のために航海した海原をイメージするものとか。

P1190155-12.jpg

素敵なデザインと色彩のステンドグラス。

素晴らしい色彩とデザイン、ディズニーのアニメに出てくる場面を思い出しました。

P1190158-12.jpg

雲と、帆船の左右を自由に飛翔するカモメも良いな。

一目で気に入ってしまい、何枚も写真に撮ってしまいました。

P1190170-12.jpg

カモメを超アップで !!

P1190177-12.jpg

西洋館ではありますが、1階の玄関ホールの扉には、

鳳凰でしょうか?

P1190181-12.jpg

ドアノブにも凝った意匠が施されていました。

フランス風ですが、和洋折衷のアールヌーボー様式とでもいうのでしょうか。

P1190182-12.jpg

「てくてくてく」と歩いたおかげで、素敵な洋館との出会いがありました。

犬も歩けば三角屋根? そんな感じです。 笑

P1190184-12.jpg

同じ敷地内に、

あの明治の文豪、夏目漱石が松山に赴任した際に下宿した「愛松亭」があったのだそうです。

漱石は、
「小生宿所は裁判所の山の半腹にて眺望絶景の別天地」と友人の正岡子規にも手紙を書いているとのこと。

P1190195-12.jpg

その場所に同じ名前の、漱石珈琲店「愛松亭」が建てられていました。

P1190218-12.jpg

あまり時間もなかったけれど、結構歩いたし、この日はまだ珈琲を頂いてなかったので、

少しだけ立ち寄ることに。

P1190199-12.jpg

愛松亭さん、メニューを見ると、

食事も「特製カレーうどん」や、松山らしく「じゃこ天うどん」、それからピザ等、

スイーツは「コーヒーゼリー」に「和パフェ」、愛媛のフルーツパンケーキ etcc etc …色々ありましたが、

P1190201-12.jpg

ここは、決めていた漱石コーヒーにしました。

サイフォンで丁寧に淹れてくれたコーヒーはコクがあり、なんとなくフルーツの様な甘い香りがしました。

漱石、そう言えば三部作など学生の頃に読みました。あの文庫本今でもあるだろうか ?

最近だと、神様のカルテの栗原一止かな ?

そんなことを思い出しながら美味しいコーヒーを頂きました。器も素敵でした。

P1190211-12.jpg

大正ロマン風のしゃれた珈琲店。

作家と喫茶店というと、盛岡を訪れた時に良く立ち寄る、光原社 可否館は宮沢賢治ゆかりのお店。

松山では漱石ゆかりの愛松亭です。

P1190216-12.jpg

そろそろ飛行場に向かわねばならない時間です。

P1190247-12.jpg

萬翠荘から松山城の公園を抜けて、

P1190265-12.jpg

JR松山駅のバス停まで少し急ぎ足で向かいます。

P1190053-12.jpg

バスに乗る前に、駅の「かけはし 松山店」さんで、ぶっかけじゃこ天うどんを頂きました。

愛松亭さんのメニューを見て食べたくなり、バスの時間ギリギリでしたが、何とか頂くことができました。

じゃこ天は、ホタルジャコの頭と内臓を取り除き、骨ごとすり潰したものを扁平に形を整えて、油で揚げたもの。

関東のおでんの具材「つみれ」は形は丸いですが、味はそんな感じ ?

うどんにじゃこ天と玉子、カイワレと蒲鉾が乗っかって、暖かい出汁がかけられており、
シコシコの麺とジャリと香ばしいじゃこ天の組み合わせ、とっても美味しく頂きました。


何だか、
食べて歩いて、コーヒーを飲んだだけみたいになってしまいましたが、ちゃんと仕事もしてきましたので ^^; 笑


  [雪] [雪] [雪] [雪] [雪] [雪] [雪] [雪] [雪] [雪] [雪] [雪] [雪] [雪] [雪] [雪] [雪] [雪] 


今日は関東は大雪です。ニュースを見ていると帰宅の方たちが長蛇の列で大変な様子。

みなさん、気を付けてお帰り下さい。

ただ、娘のツイッターを見ていると、若い人たちはそれなりに今年初めての積もった雪で、

色々と楽しんでいる様子。

じぶんも、明日の通勤のことは大変だろうなと頭をよぎるものの、少しだけ残っている? 子供の頃の雪の思い出のせい?

少しだけワクワクするのでした。

明日、起きたらカメラを持って外に出てみようかな?



ps.  「鎌倉の梅に会いに行きましょう」オフ会のお知らせです 

さる1号さんのブログでもお知らせしていますが、鎌倉の梅に会いに行くオフ会を開催することになりました。

日時 : 2018年2月11日 10時集合

集合場所 : 北鎌倉駅

北鎌倉では東慶寺を中心に散策、鎌倉へ移動して枝垂れ梅の宝戒寺、梅と言えば天神様の荏柄天神、森の中の妙本寺etc etc を訪れたいと思っています(詳細はこれから決めます)。

鎌倉の春のはじまり、芳しい香りの梅たちとの一時をご一緒しましょう ♪

参加される方は、さる1号さんのところか私、moz までお知らせください。

" 2018/01/19 Matsuyama & Bansuisou "
nice!(76)  コメント(44) 

横山大観--東京画壇の精鋭--展:20180114 [展覧会]

年末に休みの間に読もうと、Amazon で本を探して、

塩野七生さんの「ギリシア人の物語 Ⅲ」等と一緒に、

P1140006-12.jpg

雑誌ですが、「日経おとなの OFF」1月号を買いました。 2018 美術展 特集。

じぶんの大好きな、フェルメールの「ミルクを注ぐ女」のクリアファイルが付録だったことと、
今年の美術展のスケジュールも付いていたので、即買いでした。

それを見て、2018年の自分なりの美術展の予定を立てました。

P1140011-12.jpg

「西端150年記念 横山大観」 山種美術館  1/3~2/25

「至上の印象派 ビュールレ・コレクション」 国立新美術館    2/14~5/7

「横山大観展」 東京国立近代美術館    4/13~5/27

「プーシキン美術館展」 東京都美術館    4/14~7/8

「モネ それからの100年」 横浜美術館   7/14~9/24

「ミラクル エッシャー展」 上野の森美術館   6/6~7/29

「フェルメール展」 上野の森美術館    10/5~2/3

P1140019-12.jpg

今年はフェルメールが8点も10月に来ます。 もうこれだけで、ワクワクが止まらないのですが、

その他にもこんなに楽しみな展覧会がたくさん。

東京国立近代美術館の横山大観展では「生々流転」も久しぶりに見ることができます。


その予習という訳ではないですが、
1月14日日曜日、「西端150年記念 横山大観」展を見に恵比寿の山種美術館まで出かけてきました。

2018年の展覧会、「西端150年記念 横山大観」展でスタートです。

P1140036-12.jpg

この展覧会、山種美術館に所蔵されている、横山大観の作品をすべて展示するというもの。

初代の館長と横山大観は個人的にも友人であったとのことで、作品は量も質も一級品です。


開館10時と同時に入り、ゆっくり、今年最初の展覧会を楽しんできました。


先ずは、画巻(絵巻物)です。

「昔から絵巻物を私ほど描いたものはありますまい」と横山大観自身が言っているのだそうですが、
「生々流転」の他にも、何点かの画巻を描いているのですね。

この楚水の画巻もその一つで、中国を旅しそれを記念に描いたものであるとのこと。

≪楚水の巻 明治43年≫
P1140007_01-12.jpg

水墨で描かれた画巻、

揚子江沿岸付近の風景、楚水の朝と昼、雨と夕。
画巻は今ならパノラマ写真の様な、ビデオの様な、そんな感じのものなのでしょうか。

じっと見ていると、徐々に自分が小さくなって、

楚水のほとりに立っているような、そんな感じになりました。


今回の展覧会では富士山を描いたものもたくさんありました。

横山大観が一番多く描いたのは富士山だとのことです。

自信でも、
じぶんから進んでいつも富士山ばかり描いているわけではなく、富士山を描いて欲しいとの依頼が沢山持ち込まれるからと述べていますが、

横山大観の富士山もとても素敵です。

富士山、

やはり新年に見るのにふさわしい絵だと思います。

≪心神 昭和27年≫
P1140008_01-12.jpg

心神、古い本で富士山のことをこう呼んでいるのだそうです。

心の神、言い得て妙だなと思いますが、この「心神」の絵は山種美術館を開館するにあたり、
「それなら」と横山大観が描き、初代館長山崎種二に贈ったものだとのこと。

この美術館の宝物ですね。雲海の真ん中から輝くような富士が顔を出し、神々しい感じがしました。

≪霊峰不二 昭和12年≫
P1140010_01-12.jpg

「わが庵は 都のたつみ しかぞ住む 世を宇治山と人はいふなり」 小倉百人一首、喜撰法師の和歌。

真ん中より下に黒い人が描かれていますが、喜撰法師かな?

横山大観にしては珍しく画面いっぱいに描かれ、緑の松と山肌とがダイナミック。この絵にも惹かれました。

≪喜撰山 大正8年≫
P1140011_01-12.jpg

今年は生々流転、40mの画巻の大作を久しぶりに見ることができます。

生々流転にも龍巻が現れ、天に昇っていきますが、ここでも龍に会うことができました。

≪龍 昭和12年≫
P1140012_01-12.jpg

竹、

≪竹 大正7年≫
P1140013_01-12.jpg

梅、

≪梅(暗香浮動) 昭和32年≫
P1140014_01-12.jpg

松も、

多くの画題に取り上げられています。どれもとても詩情的。

朦朧体の描き方? 輪郭を持たない大気を感ずる山々と太陽の風景、

日本画独特の間の取り方。


竹も鉄骨生春の梅もですが、特に松は一目見て「横山大観の松だ」と分かります。

≪松 昭和15年頃≫
P1140015_01-12.jpg

沢山の作品が展示されていましたが、

その中で特に気に入ったのは、この春朝。

この絵好きです。

エゴンシーレの4本の木を何となく思い出してしまいました。


気韻生動、

「画論に気韻生動という言葉があります。
気韻は人品の高い人でないと発揮できません。人品とは高い天分と教養を身につけた人のことで、日本画の究極は、この気韻生動に帰着するといっても過言ではないと信じています。」

「今の世にいかに職人の絵が、またその美術が横行しているかを考えた時、肌の寒さを覚えるのはただ私だけではありますまい。」

ものすごく描写が上手であるとか、細密であるとか、横山大観の作品からはそういうものは感じません。

ただ、じぶんは、作品の中から誠実、真実、それに父性的な優しさを感じます。

多分、横山大観が述べている気韻生動、画道とでもいえるような絵画への姿勢が、

そう感じさせるのではないかと。

≪春朝 昭和14年頃≫
P1140016_01-12.jpg

向こうからじっと見つめてくるこの木兎も気になってずっと、こちらからも見つめてしまいました。

≪木兎 大正15年≫
P1140018_01-12.jpg

開館と同時に入って、混雑もなくて、

ゆっくりと、

P1140037-12.jpg

山種美術館の横山大観展を楽しむことができました。

酒好きで、ごはんを全然食べなかった?  実際にはおかゆだけを少しだけ食べていたようですが、

酒が大好きだったことも今回知ることができました。 親近感 。


4月の東京国立近代美術館の展覧会前に、横山大観のこと、

自分なりにずいぶん詳しくなったなと? 笑


休日らしい良い時間を、久しぶりの山種美術館で過ごすことができました。

P1140043-12.jpg

恵比寿の街も訪れたのはとてもとても久しぶりでしたが、

渋谷とかと比べると、落ち着いていて大人の感じ。

P1140056-12.jpg

入ってみたいカフェも、駅から美術館に向かう途中に何件か見つけました。

今度はカフェにも入ってみようと思います。

P1140058-12.jpg

そろそろお昼。

お腹が空いたのでスマホで近くのお店を探しました。

P1140062-12.jpg

やはり寒いので体が温かくなるもの。

少し前から食べたくてたまらなかった、味噌ラーメンで検索してみると、

P1140063-12.jpg

「さっぽろ 火武偉」というお店が、駅の東口にあることが分かりました。

地図を見ながら、いえ、見るまでもなく駅を出るとすぐそこでした。

出てきた味噌ラーメンを見ると、大好きな札幌の純連さんの味噌ラーメンにそっくり!!

味玉ラーメン900円、美味しく頂きました。

純連の味噌ラーメンよりも東京風? 少し優しい感じになっていましたが、寒い中歩いてきた体はポッカポカになりました。

P1140064-12.jpg

寒い日にはラーメン、特に味噌ラーメンなんかが良いです。

「さっぽろ 火武偉」さん、ごちそうさまでした。

P1140071-12.jpg

2018年の展覧会、無事スタートを切ることができました。

昨年はあまり絵を見られませんでしたが、その分も、2018年はたくさんの絵と会いたいと思っています。

P1140022_01-12.jpg

次は、「至上の印象派 ビュールレ・コレクション」 国立新美術館 。

前売りのチケットを買ってあります。

史上最高の美少女、ルノワールのイレーヌに会いに行きます。

とても、楽しみ。

P1140030_01-12.jpg



"2018/01/14 150th Anniversary Thematic Exhibition Yokoyama Taikan"
nice!(73)  コメント(59) 

北鎌倉東慶寺&円覚寺_白梅が咲き始めていました:20180107 [鎌倉]

今年は戌年。

毎年、東慶寺の干支の土鈴を買っているのですが、今年はまだ。

P1077188-12.jpg

年末に訪れた際に買おうと思ったのですが、
拝観料を支払う窓口は締まっていたし、ショップも1月4日までお休みとのことで買えませんでした。

その時から、戌年の土鈴、新年初めの土日にゲットしようと決めていました。

P1077199-12.jpg

1月7日の日曜日、朝9時半からショップは開くので、その時刻に合わせて北鎌倉まで出かけました。

P1070022-12.jpg

12月30日に訪れた時にも蝋梅は咲いていましたが、

この日はほぼ満開。

まだうっすらとしか朝日も差し込んでいない境内ですが、蝋梅の場所だけ淡く光っているかのよう。

清々しくあまい香りが仄かに。

P1070094-12.jpg

ここだけ、一足先に新しい春がやって来ているかのようでした。

P1077259-12.jpg

ようやく反対側の山から朝日が昇って来て、宝蔵の大銀杏が先の方だけ明るくなっていきます。


本堂の釈迦如来に、今年初めてのお参りをしました。


去年のことを報告し、今年の無事と無病息災をお願いしました。

去年はあまり来られなかったけれど、今年はもっとお参りに来ます。

P1077247-12.jpg

そんなことをお話しして、ふと、本堂の横の梅の木に目をやれば、

ひとつ、ふたつ、

まだ数えるほどでしたが、白梅が。

P1070075-12.jpg

まだ1月も7日なのですが、もう白梅が咲いていました。 


夢中で何度もシャッターを切ってしまった。

この梅の木は、東慶寺で一番最初に咲く梅の木。

P1077263-12.jpg

他の梅たちは、幾分蕾を緩めているものもありましたが、まだ開いてはいませんでした。

今年は、それでもいつもより早く、この梅たちも咲き始めるのかもしれません。


また、すぐに東慶寺、

来ないといけなくなりました。 

P1070008-12.jpg

宝蔵内のショップで、目的の戌年の土鈴と、お香も切れていたので「鈴虫」を買いました。

ショップの方たちと、新年のご挨拶。「今年もよろしくお願いします」 ^^


そうそう、梅が咲いていて忘れてしまうところでしたが?

冬の東慶寺は、青い空と梅の古木たちが作り出す、枝のアートも素敵です。

P1070109-12.jpg

目的を果たしたので、帰ろうかと思いましたが、

東慶寺のあの梅の木が咲いているということは ?

P1070113-12.jpg

きっと円覚寺のあの梅の木も咲いているに違いない。

そう思い、円覚寺にも行ってみることに。

P1070118-12.jpg

円覚寺でも一人、空ばかり見上げていましたが、冬の空と木々の枝も素敵だな。

P1077275-12.jpg

花や葉っぱや、

飾るものが散った後の枝たち。

全てをそぎ落としてしまい、

それだからこそ、ぼくらに見せてくれる美があるのだなとつくづく。

そして、梅です。

P1077278-12.jpg

ひとつ、ふたつ。

P1070126-12.jpg

白梅が二輪、光。


やっぱり咲いていてくれたんだと、

二輪でしたが、円覚寺でも白い小さな花たちに会うことができました。

P1070136-12.jpg

昨年の自分の花暦は、東慶寺の蝋梅、素心蝋梅で綴り終えましたが、

2018年は東慶寺と円覚寺の白梅で綴り初めです。


最近は、バタバタしていて以前の様に北鎌倉、鎌倉に来ることができませんが、

2018年は、昨年よりも少しでも多く散歩に来たいなと。

P1077318-12.jpg

何より、もう咲き始めた梅たちのことが気に掛かって仕方ありません。

膨らんでいたあの蕾はきっと今頃…。

気になります。

P1077326-12.jpg

今年一年、じぶんの部屋で一緒の東慶寺の戌年の土鈴。

手作りで一つ一つ顔が違うのです。

3つの中から一番かわいいのを選んできました。

P1097342-12.jpg

「鈴虫」、

「初音」と一緒に好きなお香です。

あの日連れて行った、カティア・ブニアティシヴィリのラフマニノフのピアノコンチェルト第3番を聴きながら、

新年初めてのお香をききました。

こういう時間は何物にも代えがたいな。

"2018/01/07 Kitakamakura Tokeiji & Enkakuji & Plum blossom"
nice!(72)  コメント(54) 

2018年明けましておめでとうございます_横浜臨港パーク初日の出:20180101 [横浜のみなと]

大晦日、今年も一年とにかく無事で過ごせたことを感謝しつつ、

ビール飲んで、

ウイスキー飲んで、

日本酒を熱燗で飲んで、

P1017049-12.jpg

紅白ではなく、年末に聴きに行ったN響とエッシェンバッハの第9を聴いているうちに、気が遠くなりました。

喉が渇いて目を覚ますと、

P1017042-12.jpg

1月1日、夜明け前の午前4時。

家族は福袋を買いに原宿まで出かけるとのこと。

P1017058-12.jpg

ラフォーレの福袋はすごい争奪戦だとのことで、我が家族ながら…元旦からご苦労様です。 

P1017069-12.jpg

ならば、じぶんは、

危うく寝過ごすところでしたが、

喉が渇いて起きることができたので、

幾分お酒は残りつつも、恒例の初日の出に会いに桜木町まで出かけることに。

P1017070-12.jpg

2018年の横浜の日の出は6時50分ころ。

桜木町の駅に降り立ったのはその1時間くらい前の5時40分くらい。


まだ浜の空は黎明。

でもでも、

この空の色は本当に透き通っていて、きれいなのです。1日の空だと思うと余計です。

P1017084-12.jpg

濃い藍色の空、

地平線には黎明。


今年、生まれたばかりのオレンジの光たちが、もうすぐだよと、新しいきざはしに辿り着いたところ。

P1010034-12.jpg

海の色も。

P1017090-12.jpg

薄ブルーかかった銀色。この時間だけの色です。

P1010048-12.jpg

気が付けば大勢の人になっていました。 そして、

人だけではなく、海鳥たちも静かに初日の出を待っていました。

P1010050-12.jpg

少し早く着きすぎて、じっとしていると寒かったけれど、

何気にスイッチ入れると、

Walkman から流れてきたのは、なんと第9。元旦にもベートーベンでした。

P1010051-12.jpg

抱かれよ あまたの者よ

このくちづけを全世界へ

兄弟達よ 星空の彼方に

愛する父なる神がおられるはず

地にひれ伏さぬのか あまたの者たち

創造主を感じるか 世界よ

星空の彼方に求めよ

星々の彼方に 彼の御方はおられるはず

P1010095-12.jpg

年末にも大掃除が終わってから、フルトベングラーの第9と、

スイトナーのベルリン・シュタッツカペレの第9を聴いて、やっぱり正統派の演奏は良いなと思いましたが、


1月1日、寒さの中で聴いていたのも、じぶんの好きな指揮者、オトマール・スイトナーのもの。

新年を好きな指揮者の第9で迎えることになりました。

P1010102-12.jpg

6時50分が過ぎた頃、

2018年の初日の出が、

P1010113-12.jpg

横浜の港のクレーンと、キリンの間から。

P1010129-14.jpg

思わず、あちらからも、こちらからも歓声が。

綺麗で清々しくて、力強くて、ピュアな今年の太陽が水平線のあちら側から昇ってきました。

P1017133-12.jpg

今年初めての朝の光は神々しく、

P1010135-12.jpg

色んなものを輝かせていきます。

P1010136-12.jpg

巡視船も、

海面も、日の出を待っていた人たちの頬も手も、

海鳥たちも、

P1010165-12.jpg

みんなみんな、等しく、みんなが黄金色に、染まります。

P1017139-12.jpg

今年も世界は日本は、ぼくらは、

色々な危険や難題に出会ってしまうのだと思います。理不尽なことも。

P1010178-12.jpg

それでも、黄金の光は等しくみんなを照らしているんです…。

P1010188-12.jpg

穏やかな一年になるように、みんなが幸せであるように、初日の出に心の中でお祈りしてきました。


今年の初日の出と、二日酔い気味ながらいつもと同じように会うことができました。

帰って来ましたが、冷え切っていたので、速攻 !! 熱々シャワー。ふうーっと生き返ります。

寒かったけれど、とても良いスタートが切れました。

P1017156-12.jpg

今年は、今日から仕事です。

7日間のお休みはあっという間。


年賀状を書いて掃除して、義理の母のところへ挨拶、神田明神への初詣 etc etc…。

お酒をたくさん飲んで、たくさん料理を食べて等をしていたら、あっという間に終わってしまいました。

もう一週間くらい休みたいけれど、そうも言っていられません。

P1010202-12.jpg

ブログも、昨年と同じにきっとあまり書けないと思いますが、今日から2018年、スタートしたいと思います。

P1010207-13.jpg

拙いブログですが、

今年も出会ったものを綴っていきたいと思っています。本も、CD もライヴも、展覧会も、出かけた先でも、色々なものに出会えると良いな。

本年もどうぞお付き合いの程、よろしくお願いします。


" 2018/01/01 Yokohama First sunrise "
nice!(77)  コメント(66) 

北鎌倉東慶寺&Michael Tilson Thomas Schumann Symphony No.1 _2017年_今年もありがとうございました:20171230 [鎌倉]

永遠の青年。

音に厚みが出て来て渋くなってきたけれど、全体は瑞々しさにあふれていて、それにとってもピュア。
年を重ねても巨匠っぽくならないのも良いな。

PC300041-12.jpg

出会いはチャイコフスキーの交響曲1番「冬の日の幻想」。

何と瑞々しい演奏で美しいんだろうと。

その後、マーラーの交響曲全集で再会して、それからは出てくるCD は全て聴いていますが、瑞々しさは少しも変わりません。

最新のSACD はシューマンの交響曲全集。

PC300035-12.jpg

今年最後の北鎌倉散歩、

マイケル・ティルソン・トーマス 指揮 サンフランシスコ交響楽団 で交響曲第1番「春」と出かけました。

PC300115-12.jpg

28日が仕事納めで、29日は主に自分の部屋の掃除、etc etc …。

3.11の地震で本箱の一つが少し傾き加減だったのですが、だましだまし使っていたけれど、
いよいよどこから見ても傾いている感じに。
ぎっしり詰まっている本とCD を全部出して、一度分解して組み立て直しました。
狭い部屋の中で、出したものを気にしながら作業をしたせいで、足腰が痛くなりました。

でも、組み立て直して本を少し整理したらすっきり !!

落ち着いた部屋で、ビールを頂きながら音楽をゆっくり。幸せな時間も少しだけ。

PC300133-12.jpg

30日は窓、風呂場etc etc …と、残りの掃除をしないといけないので、ゆっくりはできませんが、

家族が寝ているすきに? 一人家を抜け出して、今年最後の北鎌倉散歩。

PC300140-12.jpg

東慶寺は拝観料の窓口も締まっていて、門のところに箱が置かれていました。

宝蔵もショップもみんな閉まっていて年末年始はお休みなのですね。


200円の拝観料を納めて境内へ入ると、梅の古木たちの冬の姿。

渋めのグレーの色調もなかなか良いものです。

PC300190-12.jpg

古木たちのアートの中で、

可憐な花たち、薄ピンクの10月桜、真っ赤な木瓜の優し気な彩、

そして、

素心蝋梅や蝋梅たちも、もう咲いていました。

PC300044-12.jpg

奥の大きな樹には、

PC300054-12.jpg

まだ秋の名残の紅葉たちも。

PC300055-12.jpg

今年一年、じぶんなりの北鎌倉花暦を綴ってきましたが、

最後の散歩でも…。

さすが花の寺、東慶寺です。

PC300060-12.jpg

素敵な色彩、花暦の最終ページを綴らせてもらうことができました。

PC300106-12.jpg

蝋梅たちが咲けば、梅の季節も近くまで。

この古木たちに、紅と白の小さなあかりが灯るのももうすぐ。

PC300102-12.jpg

シューマンの1番では、バーンスタインとウィーンフィルの演奏がずっと好きでした。

最近聴いたものでは、ピリオドっぽい(作曲された時代の演奏方法に沿っての演奏でヴィブラートをかけなかったりするもの)パーヴォ・ヤルヴィのものも面白かった。

ティルソン・トーマスの演奏は、幾分ゆっくりとしたテンポでどっしりとしていて、でもシューマンの陰が強調されることもなくて、

シューマンが当初、各楽章に付けた表題の様に(後で外してしまったのですが)、春の暖かさや大らかさも感じられ、何より透明感とピュアな感じ。

北鎌倉散歩でずっと聴いていたら、これが一番好きになりました。


全集なので4曲あります。正月休みにはゆっくりと4曲、ティルソン・トーマスの演奏を楽しみたいと思います。

PC300109-12.jpg

今年は、なぜかバタバタしていて、あまり鎌倉へも行くことができなかったし、相棒のカメラたちを連れ出すことも少なかったなと。

2018年はWalkman とカメラを連れて、もう少し多く歩きたいと思っています。

PC316987-1.jpg

ほんとうに拙いブログに一年間お付き合い頂き、ほんとうにほんとうに、ありがとうござました。

来年もよろしくお願いします。良いお年をお迎えください。


" 2017/12/30 Kitakamakura Tokeiji & Michael Tilson Thomas Schumann Symphony No.1 "
nice!(69)  コメント(56) 

STAR WARS LAST JEDI :20171217 [お気に入り]

コンサートには何回か行けたし、展覧会にも後半戦にはいくつか行くことができましたが、

映画は2月にエゴン・シーレを渋谷の Bunkamura ル・シネマ で見ただけでした。

PC170146-12.jpg

TSUTAYA で DVD は借りて見ているので、

PC170195-12.jpg

話題になっている映画はそこそこ見てはいるものの、来年はもう少し映画館にも行ってみようかな?

PC170104-12.jpg

そんな自分でも、

これだけは封切と同時位に欠かさず見ている映画があります。

PC170251-12.jpg

今年は封切の12月15日には行けませんでしたが、17日の桜木町ブルク13のチケットが取れました。

PC170130-12.jpg

朝一番の8時半からの上映でしたが、

ワクワク楽しみで、遠足や運動会の日の小学生並みに、かなり早くから目を覚ましてしまいました。

PC170138-12.jpg

7時には家を出て、手持無沙汰なので、

みなとみらい、赤レンガの辺りを相棒を連れてぶらぶら ^^;


赤レンガ倉庫の方に向かうと、ちょうど朝日が真ん前から登ってくるところ。

樹々も花壇の草花も、デッキの床も、運河の水面も、みんな黄金色に輝いていました。

PC170155-12.jpg

カメラを持って、ぶらぶらぶらぶら。

汽車道のユリカモメに笑われていたかもしれない ^^;

PC170167-12.jpg

ブルク13が入っている、駅前のコレットマーレは当然開店前です。横の映画館専用のエレベーターで6階まで。

発券機にQRコードをかざしてチケットを受け取りました。

PC170272-12.jpg

わぁ、わぁ~ !!

レイだ、後ろにはルークだぁ~!!

PC170273-12.jpg

ストームトルーパーだぁ~ !!  笑

PC170278-12.jpg

STAR WARS 新三部作の二番目。

チューバッカとミレニアムファルコンで、ルーク・スカイウォーカーを探しに出たレイ。

とある惑星の孤島に佇んでいたルークにライトセイバーを差し出すと、機械の右手で受け取って…。
ルークは、レイは、そして追い詰められたレジスタンスたちは果たしてどうなるのか ?

そして、そして、レイはルークの娘なのか?

PC266978-12.jpg

カイロ・レンことベン・ソロとの闘いは?

PC266981-12.jpg

STAR WARS 7 を見て、色々と気に掛かったことがありました。

それが一つずつ分かっていくし、

それと同じだけストーリーの展開と共に気になることが増えて行きます。

PC266976-12.jpg

XウイングとTIEファイターの空中戦、AT-AT とレジスタンスとの地上戦等、戦闘シーンも大迫力です。

およそ2時間半の上映時間でしたが、目を離すことが出来なくて、息をつく暇もなくて、

IMAX の大きな画面にくぎ付け状態でした。

PC266980-12.jpg

去年のローグワンでも同じことを書いてしまった記憶がありますが、

STAR WARS LAST JEDI はシリーズの中でも、ストーリーとして一番面白いかもしれません。

見に行って良かった、大満足です。


もちろん、お話が終わってからのエンドロールも全部見たのですが、昨年12月に急逝した、

レイア姫役のキャリー・フィッシャーさんの追悼のメッセージがあって・・・、とても悲しくて泣けました。

STAR WARS 9 でも出番があると思うけれど、どうなるのでしょう。

PC266973-12.jpg

わくわくどきどきが、そして続きが見たいとの強い思いが、その後もしばらく続いていました。

PC266982-12.jpg

年末年始のお休みには、今までのスターウォーズシリーズ、もう一回見てみようかなと思っています。

STAR WARS 9 、残されたレイたちはどうなるのか?

カイロ・レンとの闘いはどうなるのか? 続きがとっても楽しみです。待ちきれません。

PB060004-1.jpg

横浜の駅のガード下、

PB060011-1.jpg

キッチンカリオカさんで、娘と肉をガッツリと頂きました。

娘は「横浜ハンバーグ」。ハンバーグはやっぱり焼き立て、ジュージューが美味しいですよね。

PB060010-12.jpg

じぶんは「和牛ホホ肉の赤ワイン煮込み」を頼みましたが、

両方とも美味しそうなので、二人でシェアをして頂きました。

相手の食べているものって、どうしても美味しそうに見えてしまいます 笑。


電車が通ると少しだけガタガタと揺れますが、それも面白がっての楽しい一時でした。

PB060016-1.jpg

今日から年末年始のお休みです。

まだ年賀状も書いていないので、一番に年賀状を書くこと。

それから、部屋の掃除。一年間で新たに増えた本とCD が、床に直積みになっています orz。

来年また積めるように? 片付けないと。


色々と年末にあったことをまだブログに残したいと思っていますが、とりあえず !!

今年も一年間、拙いブログにお付き合い頂き、本当にありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願いします。 m(_ _)m


" 2017/12/17 STAR WARS LAST JEDI "
nice!(60)  コメント(36) 

横浜臨港パークの日の出& Yonetsu Genshi BOOTLEG :20171223 [横浜のみなと]

"人を疑がえない馬鹿じゃない 信じられる心があるだけ

あなたのとなりで眠りたい

また目覚た朝に あなたと同じ夢を見てますように

今あなたと出会えて ああほんとによかったな

胸に残のこる一番星 寂いのに眩しいのに "  米津玄師 「かいじゅうのマーチ」

PC230006-12.jpg

「いきものがかり」や「レミオロメン」が活動をやめてしまってから、

CD が発売されていつも買っているのは、「パフューム」と「SEKAINO OWARI」くらいになっていました。

でも、テレビの何かの番組でちょっと見して惹かれてしまい、久しぶりに衝動買いをしたCD 、「BOOTLEG 」。


一回聞いてはまってしまい、

それからずっと、通勤の電車の中で散歩のときに、Walkman で聴いています。

PC230036-12.jpg

12月23日、

昼から、母の家で家族集まってのクリスマスのパーティーの予定でしたが、せっかく早起きしたので、

みなとみらいまで濱の日の出を見に出かけてきました。

PC230043-12.jpg

家を5時半過ぎに出てみると、

濱の空は、夜から朝へのグラデーションの刹那の中。


普段見ている観覧車やジェットコースター、道路のガードレール、青信号でさえ、

いつもの表情とは違います。 


不思議な透明な藍色の中。


おとぎ話ではないけれど、朝までの間、

ぼくらに知られずに、不思議な行動をとっていたりするのかもしれないなと、

そんなことを思わせるくらい。

PC230033-12.jpg

桜木町から日本丸と遊園地の横を通り過ぎると、

空は水平線の方から、だんだんとオレンジ色が燃えるように濃くなっていきました。

PC230040-12.jpg

臨海パークに着く頃、

濃い透明な藍色も徐々に薄くなって、まるでモネの「印象派 日の出」みたいな色に。

PC230045-12.jpg

柔らかなパステルカラー、

海の色、銀色のさざ波の上。


はにかみながら夜明けは、薄いオレンジ色に広がって、 やがて、

生まれたての朝の大気をも染めていきます。

PC230052-14.jpg

寒いけれど、冬の夜明け。

何物にも代えがたい景色。

PC230054-12.jpg

ぷかりさん橋の3本マストの帆船の向こう、

PC230093-12.jpg

一際赤く燃える。

PC230090-12.jpg

12月23日6時48分、濵の日の出を迎えることができました。

PC230179-12.jpg

穏やかな冬の日のピュアな生まれたての光たち。

PC230196-12.jpg

米津幻師「BOOTLEG」をいれてきた Walkman を聴きながら、

PC230191-12.jpg

指の感覚がなくなるほど寒いけれど、 でも、

とても、とても、離れることなんてできない。


あっちまで透き通ってしまいそう。

PC230234-12.jpg

パステルカラーの海が、黄金に染まり始めます。

kiuy12.jpg

「BOOTLEG」、アニメ3月のライオンのエンディングの曲「ORION」や、

劇場アニメ「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」の主題歌「打ち上げ花火」、

俳優の菅田将暉が2番を歌っている「灰色と青」等、良い曲がたくさん。

ひさしぶりに出会った、はまってしまうCD 。

PC230139-12.jpg

ほとんどの曲、すべて好きですが、

「かいじゅうのマーチ」が今は一番気に入っています。

PC230137-12.jpg

い~つまでも~、絶える~ことなく~、と~もだちでいよう~ ♪

「今日の日はさようなら」の歌詞が、オマージュとしてそのまま引用されているところもあって、

ユニークな曲だけれど、

なにより、聴いていて優しい気持ちにしてくれる曲。

PC230174-12.jpg

"人を疑がえない馬鹿じゃない 信じられる心があるだけ

あなたのとなりで眠りたい

また目覚た朝に あなたと同じ夢を見てますように

今あなたと出会えて ああほんとによかったな ""


初めて聴いた時、電車が多摩川の陸橋を渡る時。猫バスの窓の様に長く伸びた電車の影を見ながら、

じ~んと、こころに響いてきたフレーズとメロディ。

「人を信じられる心があるだけ」って良い言葉です。それと、

「今あなたと出会えて ああほんとによかったな」。


人の出会いは不思議。 そして、人生の宝物です。

PC230291-12.jpg

寒かったけれど、「かいじゅうのマーチ」を聴きながら、綺麗な夜明けの景色を見ることができて、

心の中はほっこりと暖かくなりました。

ただ、写真を撮っていて指先だけではなくて、体全体、かなり凍えていました。

PC230186-12.jpg

ならば、温かいもの !! ^^v

定番の桜木町駅前の立ち食い蕎麦「川村屋」さんで、天玉蕎麦を頂きました。

割り箸をうまく割れないくらいかじかんでいましたが、

ゆっくりと熱々の蕎麦を頂くと、ようやく体は温まって、ぽっかぽっか ^^v

PC230306-12.jpg

なかなか、日の出の散歩には出かけられませんでしたが、この日でかけて良かったな。

素晴らしい景色と色彩でした。

また、今度はもっと暖かくして(ホッカイロなんかを3つくらい持って)、手袋もして、出かけてみよう。

PC240114-12.jpg

23日は家族そろって母の家で一日早かったですが、クリスマスのホームパーティー ♪♪

お酒もたくさん、ご馳走にケーキに、妹の家のワン君も一緒になって楽しい一時を過ごしてきました。

今日はクリスマス本番ですね。

Merry Xmas [クリスマス] !!

みなさんも良いクリスマスを !! ^^

" 2017/12/23 Yokohama Rinkou Park & Yonetsu Genshi BOOTLEG "
nice!(63)  コメント(38) 

ゴッホ展 巡りゆく日本の夢 & 原田マハ_たゆたえども沈まず:20171209 [展覧会]

今年は、
特に前半は絵を見に行くことがあまりできませんでした。3月にミュシャ展に行ったくらい。

コンサートにはこの一年で12~13回行って、ミスチルの横浜アリーナにまで行きましたが、最後はN響の第9でしめる予定です。


6月の山田和樹さんのマーラーの交響曲第8番「千人の交響曲」、第9番は両方の演奏とも素晴らしくて、特に第9番は久しぶりにコンサートで演奏を聴いて、知らず知らずのうちに涙を流していました。

11月には、カティア・ブニアティシヴィリのチャイコフスキーのPコン。
ぶっ飛び!! 超光速の演奏に度肝を抜かれ(チャイコのPコンでこんな感じになったのはアルゲリッチの演奏以来かも)、

12月16日はマイブームのメンデルスゾーンの交響曲第3番スコットランドを聴いてきて、至福の一時。
たくさんの良い演奏に出会うことができました。

それに引き換え、展覧会は orz … ^^;

PC091100-12.jpg

途中でこれはいけないと気が付いて、その時発売していた前売りチケットを3枚買いました。

落ち着いて綺麗な色彩だなと感じた、オットー・ネーベル展、

四天王の隆々の腕の筋肉に思わず惹かれた、運慶展、

そして、今年の〆にと選んだゴッホ展の3つ。

PC091110-12.jpg

2017年の〆の展覧会は「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」。

友達を誘って12月9日(土)東京都美術館まで出かけてきました。

PC160021-12.jpg

この展覧会、見て来ての感想は2つです。

一つはゴッホって思っていた以上に、日本の影響を受けているんだということ。

それから、
普通の展覧会よりも資料がたくさん展示されていて、一種、記念館か博物館のような感じだったことです。


先ずはポスターにもなっていた渓斎英泉の花魁を模した作品から。


≪花魁(渓斎英泉による) 1887年 ファン・ゴッホ美術館≫
PC160010-12.jpg

渓斎英泉の花魁とは左右が逆になっていますが、これはゴッホが見たのは「パリ・イリュストレ」誌の表紙で、
この表紙、何かの拍子で? 逆に印刷してしまったのでしょうか(印刷ではよくあること?)。

それにしても、ゴッホが花魁の浮世絵を模して描いた作品があるなんて、今まで知りませんでした。

背景にいる鶴やガマガエルも、浮世絵等から持ってきていると展覧会の説明書きに。

≪雲竜打掛の花魁 渓斎英泉≫
PC160023-12.jpg

ゴッホは浮世絵からたくさんのこと、構図や色彩の自由さや視点も間も、学んだのですね。

今回の様に、作品とその影響を受けた元の浮世絵等を並べて展示をしてくれると、本当に良く分かりました。

≪富嶽三十六景/山下白雨 葛飾北斎≫
PC160024-12.jpg

それから、ゴッホだけでなく、

世界的に有名な画家たちにこれほどまでに影響を与えていることを再認識し、

「運慶展」でも思ったことですが、日本の美術は世界的に見てもすごいものなんだなぁ~ !! 

≪富嶽三十六景/神奈川沖浪裏 葛飾北斎≫
PC160027-12.jpg

この絵も、ゴッホの色、黄色の空がゴッホらしいなと思いますが、

≪種まく人 1888年 ファン・ゴッホ美術館≫
PC160028-12.jpg

前景の印象的な樹は、

広重の「名所江戸百景」の本歌取りなのですね。

≪名所江戸百景 歌川広重≫
PC160030-12.jpg

一緒に行った友達が「今回の目玉」と言った「寝室」。


「寝室」は実は3種類あることを展覧会から帰って来て、ネットで調べて知りました。

第1バージョンはゴッホ美術館蔵のもの。1888年、ゴーギャンがアルルに来る直前に描かれたものだそうです。

第2バージョンはシカゴ美術館蔵のもの。1889年に最初のものを複製して描かれました。

第3バージョンは、1889年にゴッホの母親のために縮小して描かれたものであるとのこと。オルセー美術館蔵。

ゴッホはこの作品に何か思いいれの様なものがあったのかもしれません。調べてみたいなと思いました。

今回来ているのは第1バージョンでオリジナルの作品。

また、これもネットで調べて分かったことですが、
第3バージョンの「寝室」は松方幸次郎が購入し松方コレクションとして収集されていたもの。
第二次大戦後、戦後賠償の一環としてフランスの国有のものとなってオルセーに所蔵されたのだそうです。

そんなことがなければ、今、西洋美術館にこの絵があったかもしれません。

賠償って、そんな !!

≪寝室 1888年 ファン・ゴッホ美術館≫
PC160016-12.jpg

日本にあこがれ、日本に行きたかったゴッホ。

≪タラスコンの乗合馬車 1888年 ヘンリー&ローズ・パールマン財団蔵≫
PC160017-12.jpg

描いた絵も売れず、色々な葛藤があって…。

それだからこそ、日本は一つの理想郷と思っていたようです。 ぼくらはフランスのアルルと日本が似ているかと言われれば、きっと、 小首をかしげると思いますが、

ゴッホはアルルに日本、彼が思い描いていた理想郷を重ねていたようです。

アルル時代の絵も、全体的に孤独感や寂しさを奥底に感じますが、それまでの絵に比べて色彩は明るくなり、ぼくらが思うゴッホの感じになっていったのかと。

やはりアルルに行って良かったんだなと。

≪画家としての自画像 1887年 ファン・ゴッホ美術館≫
PC160014-12.jpg

色々な絵と資料が展示されていましたが、最後の方に飾られていた「ポプラ林の二人」、

この絵にとても惹かれました。

色彩が好きです。

ナビ派のドニの絵を思い出させるような構図、ポプラのパステルのような色合い。

ゴッホにもこんな絵があるんだなと。

2010年に国立新美術館でオルセー美術館展がありましたが、その時見た「星降る夜」の感じを思い出しました。

≪ポプラ林の二人 1890年 シンシナティ美術館≫
PC160009-12.jpg

先の方で書きましたが、この展覧会、絵画だけでなく、

ゴッホがなくなったオーヴェル=シュル=オワーズ、ゴッホの聖地。そこを訪れた多くの日本人たちの足跡を資料を展示して紹介してくれています。

ゴッホが最晩年に交友を持ったオーヴェールの医師ガシェ氏のもとには3冊の芳名録が残されていて、
憧れの画家の終焉の地を訪れた日本の画家や文学者たち240名あまりが署名を残しているとのこと。

資料の展示で、こんなに沢山の日本人が、ゴッホ詣でをしていたのも初めて知りました。

ぼくの好きな佐伯祐三もこの地を訪れて教会を描いていたのです。

佐伯祐三の作品もまた見たいな。

≪オーヴェールの教会 佐伯祐三 1924年 鳥取県立美術館≫
PC160033-12.jpg

ゆっくりと友達と、ゴッホとジャポニズムを堪能していたら、そろそろお腹が空きました。

PC091112-12.jpg

10時半の待ち合わせだったのですが、それほどの混雑もなく待たずに室内に入れたし、土曜日なのにどの絵もストレスなく鑑賞することができました。

PC091118-12.jpg

そうそう、

上野は今はこちらですごい混雑なのでしょうね。

19日からは赤ちゃんパンダのシャンシャンが一般公開だそうです。テレビでも見ましたが愛くるしい姿は一度は見ておきたいなと。

2年後には中国に帰ってしまうのですって。

PC091120-12.jpg

上野の紅葉も少しだけ見ることができました。

PC091129-12.jpg

いつもの中華屋さんでランチにしようと思いましたが、混雑していて入れませんでした。

アメ横辺り、色々と店を探しましたが、結局、夜は飲み屋さんなのかな ?

「酒亭 じゅらく」さんで一押しという「しびれ豚丼」を頂きました。 ^^;;

メニューの「じゅらく特製メニュー♪ ピリッとしびれる感覚がたまらなくおいしい一品です。」につられました。

「しびれ」とは山椒のこと。

注文する時に店の方から、山椒を掛けないこともできるとのことでしたが、せっかくの「しびれ丼」なのでそのまま頂きました。

じぶんたちは、それほどの辛さは感じませんでしたが、豚肉とご飯がたっぷり。お腹いっぱいに !!

そして、
噛み過ぎて顎が痛くなりました(肉が硬かったという訳ではなく肉が多くてです) ^^;

本当に、お腹いっぱいになりました。メガ盛りっていうのもあったけれど、どのくらい大盛りなんだろう??

PC091135-12.jpg

展覧会を見に行った時には読みかけだった、原田マハさんの「たゆたえども沈まず」。

ゴッホのことが展覧会を見てとても気になり、帰ってきた日に続きを一気に読んでしまいました。


ゴッホの弟テオの、フィンセント兄さんへの献身さ。

テオはゴッホがなくなって間もなく、結婚したばかりの奥さんと子供を残して病気で亡くなってしまいました。
とても仲の良かった、
片やよれよれの上着にすり切れた靴の売れない画家、片やセレブ相手の高級画廊の支配人の兄弟ですが、
傷つきやすく繊細な心を持つことではとても似ている兄弟。

ネタバレになってしまうのであまり書きませんが、フィンセントの命を縮めてしまったのはきっと自分だと思ってしまったのでしょう。

PC160036-12.jpg

もっとこの兄弟のことを知りたいと、岩波文庫の「ゴッホの手紙」も買いました。

仲の良かった兄弟、ゴッホも筆まめだった様でたくさんの手紙を残しています。

たゆたえども沈まず、
原田マハさんの作品の中ではミステリーっぽくもないし、後半になってようやくテオの奥さんヨーが出てくるまで、女性は一人も登場しないという、地味な感じですが、

強く温かい兄弟愛、読んだ後も心の中には通奏低音の様な切なさがいつまでも残っています。

PC160044-12.jpg

ゴッホ、観ると孤独感や寂しさ etc etc …色々な強い感情を感じてしまって、

フェルメールやモネ等が気に入っている自分としては、どちらかというと苦手な画家だったんだと思います。

でも、今回の展覧会と「たゆたえども沈まず」を読んで、ゴッホのことが少し理解できたように思えます。

ポプラ林の二人の様な好きな絵もできました。オルセー展の「星降る夜」と一緒に好きな絵に。


今年はあまり行けませんでしたが、やはり絵画は良いですね。

来年はもっとたくさん見に行くことにしたいと思います。

そうそう、来年10月には久しぶりにフェルメールが来てくれるのだそうです。しかも8点もまとめて!!

これはとっても楽しみ。 ^^

" 2017/12/09 Van Gogh & Japan & Fluctuat nec mergitur "
nice!(61)  コメント(28)