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鎌倉瑞泉寺 & Bergfeld:20171001 [鎌倉]

ひさしぶりにあったかくて 良い天気だにぁ~ (=^・^=)

ぽりぽり ふさふさ ぽかぽか ふかふか

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だれだにゃ~ ##

覗いちゃ だめにゃ~ !!


「ごめんごめん、日向ぼっこ続けて ^^; 」 なんて、


小町通りから段葛に抜ける通りのお店の前のトラネコと、先ずは目が合ってしまいました。

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荏柄天神と鎌倉宮へ抜ける横道の

レトロなポストと、コカコーラの真っ赤な自販機に会うのも久しぶりです。

ここの景色もずっと変わらないお気に入りの景色。

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お寺や神社や、

賑やかな小町通りも良いけれど、

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住宅街の普通の通りにも、レトロなポストやおしゃれなカフェや、ちょっと覗いただけでは正体が分からない?
不思議な感じの店なんかもあって、

鎌倉の道を歩くのはとても楽しいです。この日は寄らなかったけれど、カフェ・ラルゴさんも素敵なカフェ。

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駅から少し離れたところでも、バスを使わずに歩くのが好きです。 

秋晴れのこんなに良い天気ならなおさら。

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いつもの北鎌倉から一駅遠出をして、更に鎌倉駅からかなり歩きましたが、

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途中の散歩を十分に楽しみながら、たどり着きました。

じぶんの鎌倉のもう一つの花の寺、瑞泉寺。


北鎌倉の東慶寺は大切な花の寺ですが、瑞泉寺も中学生の頃から通い続けているもう一つの花の寺。

ここもいつ来ても、美しい花たちが迎えてくれるお寺です。

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もう遅いかな? と思いつつも、


多分、瑞泉寺ならまだ間に合うと、こころの奥の方では確信していました。

瑞泉寺、二階堂は、鎌倉でも山側で少し高い位置にあるので季節も他の所より遅めに訪れます。

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そして、

終わりの頃ではあったけれど、今年の瑞泉寺の彼岸花に会うことができました。

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秋のピュアな朝の日差しに、

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長いまつ毛のような彼岸花の蕊の上で、光りのビーズがキラキラと輝いていました。

彼岸花にはクロアゲハ。

ファインダー越しに優雅な姿を覗かせてもらいました。

東慶寺の彼岸花とは、少し趣が違います。ここのこの花の感じもとても好きです。

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長い年月の間に丸くなって緑になった階段を上っていきます。

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鎌倉のお寺で一番緑が深いのだと思います。

真っすぐ上を見上げれば大きな木々と、高く伸びた竹。

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瑞泉寺の清々しい朝の景色をゆっくりと楽しんで、更に登っていくと、

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"" 秋晴れの
  どこかに杖をわすれけり ""  高浜虚子門下の松本たかしさんの句が迎えてくれました。

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山門をくぐれば、大きな枝の先は明るく開けて、

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そうそう、この感じです。


子供の頃、母に連れて来てもらった一番初めの頃と変わらない佇まい。

京都のお寺の煌びやかな感じ、奈良のお寺の長閑な感じもとても素敵ですが、

野趣あふれ質実剛健な鎌倉武士の古都のお寺、

ここ、瑞泉寺の佇まいは鎌倉ならではのもの。

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シュウメイギクもまだ咲いていてくれました。

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散歩を初めて知った花がたくさんあります。

シュウメイギクもその一つですが、

初めて会ったのは、瑞泉寺。


花もきれいですが、茎の曲がり具合は、この花独特のもの。

シュウメイギクの茎のアート、

じぶんの中では、瑞泉寺のものが、やはり一番のアートです。

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お寺の窓とフヨウ。

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本堂前のの真っ白なフヨウも、この季節の見どころの一つです。

じぶんも、純白の花に囲まれた素敵な道を見させてもらうことができました。

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本堂裏の庭園は、夢窓礎石の庭園。

もう少し経って、紅葉の頃はとても綺麗な場所です。

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開門と同時に訪れたこの朝、

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瑞泉寺に流れる静かな時間。

アゲハたちとじぶんと、

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梢を通る爽やかな秋風の音の中で、

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一瞬、何もかもが止まったように、

ハイスピードカメラの中にいるかのように・・・。

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かけがえのない一瞬。

全て通り過ぎていく時の中で、

じぶんにとって、とても貴重だなと思いました。

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良い天気で、良い散歩が出来ました。こころのひだの中も虫干し? 風を通すことができたように思いました。


秋の朝の少しの時間でしたが、

瑞泉寺の彼岸花、シュウメイギク、フヨウに会うことができました。

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そうそう、

鬼瓦フェチのじぶん。

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瑞泉寺の鬼瓦も大好きです。 笑

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何も食べずに散歩に出てきました。

さすがにたくさん歩いたので、エネルギー切れ ?

お腹が空きました。

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鎌倉宮の前、いつも美味しい手打ち蕎麦を頂く「鎌倉 宮前」さんは11:30から。

前を通り過ぎると、ちょうどご主人が蕎麦をうっているところでした。

美味しい新蕎麦を頂きたかったのですが、残念。 次の機会には。

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それでも、

早い時間でも八幡宮に行く途中には Bergfeld があります。 9:00 の開店。

Bergfeld も、小川糸さんの「ツバキ文具店」に登場する店の仲間です。迷わず入りました。

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さすがにランチメニューは 11:00 からですが、

焼き立ての美味しいトーストを、淹れたて、

香り豊かなコーヒーと一緒に頂くことができました。


トースト!! 絶品です。表面はさくさくでバターの風味、中はもっちり。蜂蜜が付いていてそれを少しぬって !!

とっても美味しかったです。

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小川糸さん。

最近一番読んでいる作家さん。

「サーカスの夜に」も良かったし、「にじいろガーデン」も思わず涙の、素敵な作品でした。
最近読んだこの2冊の余韻が残っています。


「ツバキ文具店」つながりの鎌倉の店は Bergfeld の他にもたくさんあります。

これからも少しずつ、訪れてみたいと思っています。


秋が深まり、鎌倉はますます良い季節。 

音楽を連れて、カメラの相棒たちを連れて、

また、出かけよう。

" 2017/10/01 Kamakura Zuisenji & Bergfeld "
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北鎌倉東慶寺_秋の花たちが咲いていました&ツィマーマンとかシューベルトのピアノソナタ:20170918 [鎌倉]

短パンではもうそろそろ ?


コンビニの棚には秋味ビールのバリエーション、レジ横には鰹節の出汁のおでんの湯気。

今年は少し高いけれど香ばしい秋刀魚と大根おろしのにおい。 美味しくて、ついつい飲みすぎてしまいます。


水色の空と、薄くたなびく雲は、

頬に感じる

心地よい風の季節の訪れ。 ^^

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音楽も、

ミスチルやコールドプレイ、SEKAINOOWARI etcetc…を聴いていたのが、

田部さんやピリスやいろいろ、

いつの間にかクラシックのピアノばかり聴くようになっていました。


25年ぶりのソロアルバムということなので、ツィマーマンのシューベルトのピアノソナタのCD も買いました。

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D959 ソナタ20番と、D960 21番のアルバム。

じぶんの中では、ツィマーマンは小澤さんとのラフマニノフピアノコンチェルト第2番は絶対の演奏です。

そんな絶対ツィマーマンの新譜でしたので、予約をしておいたもの。

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昨年に日本でコンサートを開いた後に、新潟県柏崎市で録音したとのことです。


やはり予想に違わず素晴らしい演奏。
秋の光たちの様にキラキラと輝いていて抒情的、でも決して流されたりはしない。
落ち着いて奇を衒わずにツィマーマンのシューマンを聴かせてくれます。

でも、ところどころ「えっ」と思う隠し味? もありました。
特に21番の最終楽章は面白かった。


出だしの2分音符の弾き方が他のピアニストとは明らかに異なっています。

普通は「ダーン~」一音を長くペダルで伸ばして弾くのだと思うのですが、
ツィマーマンのは、「ダッ ~~」。突き放すように打鍵して、そしてペダルでの余韻。面白い。


ツィマーマンの演奏を聴いたらシューベルトをもっともっと聴きたくなって、HMV で田部さんの21番、
エリザベス・レオンスカヤのボックスがとてもお安くなっていたので、それも新しく手に入れて、

それからずっと、色々なピアニストでシューベルトのピアノソナタばかり聴いていました。


9月ももう終わりになってしまいますが、

3連休の最後の日、

18日もWalkman にはシューベルトのピアノを連れて出かけました。

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久しぶりの北鎌倉東慶寺は秋の花たちでいっぱい。


早春、蝋梅、梅の頃は寒さの厳しさがまだ残る頃。 

ピンクの色彩と香りに包まれる華やかな、そして散り際の哀れの愛しい桜の季節。

駅から長い列ができる紫陽花の頃も…。 今年も素敵な四季折々の姿を見せてくれている鎌倉。


そして、

秋の北鎌倉、

今この時、


爽やかな風、

気が付けば、

長くなった影たちが迎えてくれる、とても素敵な季節です。

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彼岸花のぼんぼりも、秋の優しい緑の中、

仄かに灯るかの様。

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咲き始めた彼岸花や、

参道の奥のジンジャーには、モンキアゲハやクロアゲハが密に誘われてやってきていました。

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秋の花たちの蜜の味って、

どんな味なんだろう。蝶たち、他の果実と同じ様に花たちが実らせた味しい蜜をたくさん、味わえるといいな。 

そんなことを思いながら、久しぶりにE-M1のファインダーを覗いていました。

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ホトトギスも、

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秋桜たち、

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時折、秋の爽やかな風にゆら~り。

シューベルトのトレモロと美しい歌を奏でるピアノの音の煌めき、

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秋の日差しは、水面にきらきら輝いていました。

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21番ソナタはシューベルトの最後のピアノソナタ。

31歳でなくなってしまったシューベルト。

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最後の D958 、D959、D960は、色々なピアノソナタの中で孤高ともいえる3曲なんだと思います。


シューベルトのソナタ、たくさん聴いている訳ではないけれど、

Mozart や Beethoven のピアノソナタとは違っているし、Chopin や Rachmanivov のものとも違っている。


未完成なものが多いから? ピアノソナタというより、オーケストラの曲の様な作られ方だから ?

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じぶんにはまだその理由は分からないけれど、シューベルトのソナタからは歌が聴こえてくる感じがします。そして聴いていると曲の中に引き込まれて行く感じがします。


曲の解説等を読むと21番ソナタは、シューベルトの最後のソナタだということで、死への予感、諦念とか etc etc …、そんなことが多く語られています。

確かに聴いていると秋の風の様にふと、爽やかだけれど寂しげに吹き抜けていくものを感じる時があります。

けれど、きっと諦念みたいなものではないなと。

愁いは確かにあるけれど、4楽章なんかを聴くとシューベルトはさよならを言ってはいないと思います。

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これからたくさんの作曲をしていくつもり、

まだまだ、良いものを生み出していきたい…、そんな思いをじぶんは感じます。

東慶寺の境内で、秋の花たちにファインダー越しに挨拶をしながら、

Walkman からツィマーマンを聴いてそんなこと達を考えていました。

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シューベルトのピアノソナタって面白いです。

モーツアルトやベートーベン以上に、

演奏者の個性や資質、

曲のとらえ方や曲への思い等が、それらの演奏からメッセージとして伝わってきます。

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今回、棚卸の様ですが、暇に任せて8種類くらいの21番のソナタの聴き比べをしてみました。

田部京子

ピリス

レオンスカヤ

アファナシエフ

ツィマーマン

ブレンデル

デ・ラローチャ

ワルター・クリーン etc etc …。

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聴き比べると、余計に演奏者の違いによって曲の感じが異なるのが良く分かります。


同じ曲なのに例えば1楽章の演奏時間は、

一番長いアファナシエフは28分13秒、最も短いブレンデルは19分14秒、
そして、ツィマーマンは20分15秒です。

1楽章だけで、長いものと短いものとで約9分も違うなんてすごいな。


ピリスからは秋のそよ風の様な優しさを感じるし、
アファナシエフからはもっとデモーニッシュな感じ、田部さんからは透明感を etc etc…。

それぞれのピアニストそのものを聴ける気がします。

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まだ少し夏の名残香も感じる東慶寺の境内でしたが、

萩の花、

秋桜、

シュウメイギク等にも会うことができました。

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しばらく色々とするのも億劫で、休みも部屋にいることが多かったけれど、

歌にあふれるシューベルトのピアノソナタを連れて、心地よい秋の風に、会いに出かけるのも良いなと、

この日の北鎌倉プチ散歩をしてきて思いました。

これからますます素敵な季節の鎌倉。また、花たちに会いに行きたいと思います。

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お土産にいつもの鯵の押寿しを買って来て、

喉が渇いていたので、新しくなった一番搾りと一緒に美味しく頂きました。

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今日は横浜は良い天気になるとのことです。

CD はまだ封を切っていないものが10枚くらいあるし、カメラもこの時以来連れ出していないし、

これからゆっくりコーヒーを頂いたら、どこかに出かけてこようかな。

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気が付けば、もう9月も終わりです。早いなぁ~。

年々月日の経つのが早くなります。

早くなる分、それだけ、毎日毎日を大切にしないといけないなとも思います。


" 2017/09/18 Kitqkamakura Tokeiji & Zimerman Schubert D960 No.21 "
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八幡宮の蓮はもう少しでした&恩田陸さん「蜜蜂と遠雷」Prokofiev Pcon No.2:20170708  [鎌倉]

妙本寺でノウゼンカズラとクロアゲハたちに会った後、

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本覚寺と谷口屋さんの前を通り、

段葛に出て八幡宮へと向かいました。


暑い日でしたが、七夕の吹き流しが青空に泳ぐのを見ると、視覚からも涼しさがもらえます。

人は、五感なのだなとつくづく。

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八幡様の鳥居を入り左側の小さな方の源平池は、大きな緑の葉っぱでいっぱいでしたが、

まだ咲いている花は1つ、2つと数えるくらいでした。

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それではと旗上弁財天の方に行って見ると、

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ここも、まだそれほどには咲いていませんでしたが、それでも源氏の白い幟の間を遠慮気味に通り抜けてみると、

綺麗に咲いている花が一つだけ。

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妙本寺に寄った後では・・・。

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早朝の花、

蓮の綺麗な姿を見るには、もう少し早めに来ないといけない。

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それでも、

栄伝亜夜が、「蜜蜂と遠雷」本選の締めくくりとしてコンテストの最後に弾いた、

プロコフィエフのピアノコンチェルト第2番を聴きながら、


鎌倉の初夏の朝、


咲き始めたピンクと白の蓮の花たち、

大きな緑の葉っぱの下、涼し気な水面の波紋たちの広がっていく模様たちと、

一時を過ごすことができました。

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恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」、
出会いはWiFiの様子を見に行った時に先輩から紹介された時。

それまで、タイトルだけではどういう内容なのか分からず、この本を見落としていました。

「蜜蜂と遠雷」とは主人公たちのこと、そして蜜蜂と遠雷が、自身にもにコンテスタントたちにも触媒の様に影響しあって混ざり合って、

素晴らしい音楽を奏でるようになっていく。

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「蜜蜂」は養蜂家の家で育ち、正式にはピアノを習ったことがなく、 でも、

この音楽祭の審査委員達の先生でもあった、なくなった伝説のピアニスト、ユウジ=フォン・ホフマンの最初で
最後の本当の意味での弟子である、風間塵のこと。

彼はユウジ=フォン・ホフマン先生との約束もあって、音楽を元あった外の世界に返したいと思っています
(音楽は元々は自然界にある音を模倣したものであり、元の場所に戻したいと先生と約束しています)。


「遠雷」は、

物置小屋のトタン板に落ちる雨音が「雨の馬が走ってる」と、雨音に雨の馬たち・・・、自然の中に音楽を聴くことができる少女。
高校に入る前には既にCD も出し、コンサートも開いていた天才少女。 しかし、

支えてくれていた母の突然の死によりコンサートをドタキャン。それからは音楽は楽しむだけのものとなっていた。

それでも何年か経ち、周囲の援助もあってコンテストに出場することになった、栄伝亜夜のこと。

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この他に、

栄伝亜夜の幼友達で、ジュリアード音楽院に通うジュリアードの王子様、
マサル・カルロス・レヴィ・アナトールと

28歳既婚、一人の子供の父親でもあり、楽器店に勤めている高島明石、

この4人のコンテスタントを中心に話が進められて行きます。

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一次、二次、三次の予選、

そして、本選へ。


勝ち抜いていくコンテスタント、次に進むことができなくなるコンテスタント。

参加したコンテスタントたちは自分の力の限りピアノにじぶんの音楽に向かいます。


演奏の中で、また、それが終わってからも、それぞれ参加者の数だけ、演奏の数だけの感動するドラマ。

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恩田さん、文章で音楽を表すことは難しいと思うのですが、

曲を物語の様に、主人公がいて周りの情景があって、一つのストーリーが進んでいく様に表現したり、
文章から音楽が聞こえてくるかの様に描いていきます。


いくつものエピソードは音楽好きにはたまらなくて感動しまくりでした。

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特に、

亜夜の三次予選の演奏が終わった後で、高島明石とロビーで出会い、

二人で必然的に近寄り、抱き合って子供の様に大きな声で泣く場面。


亜夜はこの演奏で、音楽への畏れと共にコンサートで弾けることの嬉しさを僥倖を感じ、音楽の世界に帰還したことを実感し、

明石は三次予選には進めなかったけれど、亜夜の演奏を聴き、今後の自分の事、音楽をこれからも続けていくこと、今はスタートラインであることを確信しました。

相互の触媒がまじりあって影響しあって反応して高まりあって・・・、


蜜蜂と遠雷 P429

「素晴らしい演奏をありがとう------帰って来てくれて、ありがとう」
明石は、心を込めて言った。

なぜかは分からない。亜夜も、明石も、二人とも、今同じ感情を共有していて、同じ理由で泣いていることだけは分かった。

「あっ」
亜夜の顔がぐしゃりと歪んだ。
突然、亜夜は明石にしがみついて大声で泣きだした。
わ----っ、という胸から絞り出すような、激しい慟哭。明石にしがみついた指の力はおもいがけなくとても強く、つかまれたところが痛かった。
つられて明石も泣いていた。

なんと奇妙な状況だろう、とどこかで考えながらも、二人して抱きあってわんわん泣いている。
しかし、それは不思議な心地よさと高揚感に満ちた涙だった。


この場面では不覚にも涙が止まりませんでした。

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蓮の花たち、まだ数は少なかったけれど、咲き始めが好きです。

ピュアな純白のはなびらは本当に純粋の色です。純白の蓮を見ながら、ベアトリーチェ・ラナのプロコフィエフ2番を聴いて、亜夜のこと、明石のことを思い出していました。


音楽をテーマにした小説では藤谷治さんの「船に乗れ」が一番好きでしたが、恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」もとても気に入りました。


さて、お腹も空いたし喉も乾いたし、そろそろ帰ります。

大巧寺の前のアガパンサスはそろそろ終わりに近かったけれど、

今年初めてのヒマワリも見ることができました。

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帰って、またプロコフィエフを聴きながら、

買ってきた鯵の押し寿司と、茹でたての枝豆で冷たいビールを頂きました。

夏の一杯は、やっぱりこれです !! (笑)

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金曜日、帰りに少し飲み過ぎました。

ゆっくり寝てしまっていつもより遅く起きて、コーヒーを飲みながらブログを書いていたら、

窓の外から、みーんみーん ♪


今年初めてのセミの声です。

暑いけれど後で外に出てみようかと ^^



Yuja Wang の2番があったので貼っておきます。

マサルはプロコフィエフの3番はスターウォーズといいましたが、2番にはドラクエの呪文の音が出てきます。
7分25秒くらい (笑)



" 2017/07/08 Kamakura Hachimangu lotus & Mitsubachi to Enrai _Prokofiev Piano Concerto No.2 "

鎌倉妙本寺のノウゼンカズラ&恩田陸さん「蜜蜂と遠雷」:20170708 [鎌倉]

本屋大賞は毎年注目していて、大賞を取った作品は大体読むことにしています。

某「なんとか木or川賞」より、ずっと価値ある賞だと思うのです。


今年はノミネートされていた原田マハさんの「黒幕のゲルニカ」と小川糸さんの「ツバキ文具店」、
それに、翻訳小説部門の「ハリネズミの願い」を読んで結構、満足してしまって、

大賞の本の中身も知らないままに読まずに過ごしていました。

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それが、先日先輩から

「 WiFi のつながりの具合が悪いから来てほしい」との連絡があって伺った際、
moz は音楽好きだから「蜜蜂と遠雷」は読んだかな? と聴いてもらって初めて、今年の大賞の本、
恩田 陸さんの「蜜蜂と遠雷」の内容を知りました。


そうなんだ、音楽の本なんだ。


もちろん、Amazon ですぐに頼んで読み始めました。


「蜜蜂と遠雷」、

3年ごとに開催される芳ケ江国際ピアノコンクールが舞台です。

コンテスタントの栄伝亜夜、風間塵、マサル・カルロス・レヴィ・アナトール、若きピアニスト達の世界に一気に引き込まれてしまいました。

刺戟を受けすぎて、

普段あまり聴かないバルトークやプロコフィエフのピアノコンチェルト、亜夜とマサルと塵の本選の曲たち。

通勤の時でも、昨日はマサルのプロコフィエフ3番、
今日は塵のバルトークの3番、
そして、亜夜のプロコフィエフ2番とWalkman で聴くようになっています。

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本からまた、音楽のうれしい刺激をもらいました。

村上春樹さん、石田衣良さん etc etc ・・・。
 
小説やエッセイから教えてもらい聴き始めた曲がいくつもあります。


バルトークの弦楽四重奏も、シューベルトのピアノソナタも、リヒャルト・シュトラウスのバラの騎士も、
レディオヘッドの曲も etc etc・・・。

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「この曲はスターウォーズ 」 ☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡 ☆☆☆ ☆彡彡彡


本の中でマサルが言ったように、

改めて聴いてみると、

本当にスター・ウォーズの世界を想起してしまう、プロコフィエフのピアノコンチェルト第3番。

かっこいい曲だなぁ~ ☆☆☆彡☆彡☆彡☆彡

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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆彡

宇宙歴20170708、艦長日誌。

艦長 moz 記す。

7月8日土曜日、朝9時30分、鎌倉。

夏の木漏れ日が美しい大きな木々の下、

煌めく星々の世界を思い浮かべ、妙本寺の林の中を亜空間速度で巡行 。

本艦はこれから妙本寺へと向かう。  笑 ^^;;; ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆彡

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毎年書いているかもしれませんが、

鎌倉の駅からすぐのところに、

こんなに素敵な林が、木漏れ日たちがいるなんて信じられません。 朝の生まれたてのピュアな木漏れ日と、

頬にあたる緑の風たち、とっても気持ちいい。


本覚寺を抜け、

NHK のツバキ文具店にも出てきた、魚屋さんの前を通り山門をくぐれば、

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今年も妙本寺の、

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ノウゼンカズラです。

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鎌倉にカメラを持って通い始めて10年くらいになります。

ノウゼンカズラも、

そんな鎌倉散歩で初めて知った花。


カメラを持っての散歩で、本当に世界を、自然のことを知らずにいたのだなと思い知らされました。

遅ればせながらですが、オレンジの一見トロピカルな花、

妙本寺のノウゼンカズラにも出会えてよかった。

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プロコフィエフは未完の6番を含めると全部で6曲のピアノコンチェルトを書いています。

その中で3番は、6曲の中で最も有名なコンチェルトなのだそう。

初演はシカゴ、翌年パリでも演奏され大きな賞賛を得て、20世紀の代表的なクラシックの一つに数えられることになったとのこと。


出たしの木管楽器は哀愁を帯びていて大好きです。

木管の二重奏、

そして、弦楽器群がリードしての木管楽器の合奏から、オーケストラ全奏へ ♪♪

かっこいいです!!

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満を持して、迫力爆発のワクワクのピアノ !!

プロコフィエフ、あまり聴いていないけれど、こんなにかっこいい曲を書く作曲家なのですね。


今、プロコフィエフがいたなら、

間違いなくスターウォーズもジョン・ウィリアムスに代わって、サウンドトラックの音達を独占だし、

宇宙戦艦ヤマトの音楽も、プロコフィエフなのかもしれないな。


この日連れて行ったのは、アルゲリッチ姉さんのアバドとの若い頃の演奏。

スピード感溢れるスリリングな演奏、よくこんなに指が動くなぁ~人間ってすごい!! それに高速なのに一音一音表情があります。

流石、アルゲリッチ姉さん !!


マサルの演奏はこのくらいすごかったのかな ?

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妙本寺のノウゼンカズラとそんなことなど一年ぶりの話をしていると、

一頭のクロアゲハが。

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ノウゼンカズラに会いに来ると、よくアゲハたちにも会っていました。


クロアゲハは来ないのかなと思っていたところに、

今年もちゃんと来てくれた。

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クロアゲハの他にも、

モンキアゲハの一頭も。 ノウゼンカズラの花の蜜をめぐっての二頭の花の舞。


しばしの胡蝶の夢です。

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鎌倉、妙本寺のノウゼンカズラにはクロアゲハたちが良く似合います。

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もしかすると、

去年会った、蝶たちの子供たちかもしれないな。

来年も、その次も、

また、

会えたらいいな。

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ノウゼンカズラと、じぶんと、クロアゲハと、

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同じように、

来年もその次も会えたらいいな。

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思い付いたように朝起きて、ゴールドブレンドだけ飲んで、JR に乗って来たけれど、

恩田陸さんパワー、

マサルのプロコフィエフ3番 パワーに乗っかって来て良かったです。

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鎌倉散歩は10年目くらい。

多分??


鎌倉も、

だんだんと気に入りの場所ができてしまって、それ以外の所にはなかなか行かなくなってきてしまったけれど、

小川糸さん、「ツバキ文具店」にも刺激をもらったし、

それに、行ったことがないところはまだまだいっぱいあります。

これから、鎌倉をまだまだいっぱい、歩いてみたいと思いました。

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次は、やはり気になる八幡宮の蓮を見に行きました。

2017年の花暦も、次に Forward 。


お年を召されましたが、ますます魅力的なアルゲリッチ姉さんの演奏を見つけたので。

" 2017/07/08 Kamakura Nyouhonji Campsis grandiflora & Mitsubachi to Enrai _Prokofiev Piano Concerto No.3 "

鎌倉OXYMORON_ツバキ文具店のこと:20170701 [鎌倉]

ツバキ文具店を読んで、一度どうしても行きたいと思っていた店がありました。

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以前、鎌倉に梅が咲く頃、11時の開店時間に合わせて一度入ってみようと店の前まで行ったのですが、

既に何人も並んでいて、

しかも、待っている人は若いカップルばかり・・・ ^^;

これは少し場違いかな ?

急ぎ Uターンして、生ビールとしらす丼を違う店で頂いて帰って来ました。

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鳩子が物語の最後に、小さな文通相手のQP ちゃんのお父さん、モリカゲさんに誘われてカレーを食べた店、
OXYMORON です。


モリカゲさんは奥さんを亡くし鎌倉でカフェを営んでいます。キャラウェイやウーフーカレー、そして OXYMORON 等ライバルとなる店のカレーの味を確かめたいのですが、

やはりじぶんと同じく、おしゃれな店には一人では入り辛らいと鳩子を誘いました。


鳩子にとって、モリカゲさんとのこの後の関係が築かれるきっかけとなり、

亡くなった先代(鳩子の祖母)への心からの手紙を書くことができた、

大切な大切なきっかけとなった店です。

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この日ようやく、
一人ではやはり入り辛いので、娘を誘って11時前に着くように鎌倉まで出かけることができました。

店に着いてみると既に待っている若いカップルが数組。

でも、この日は娘と一緒なので躊躇せず店内の ipad に人数を打ち込み(受け付けは ipad に入力して行うのでした)、待ち順の番号が印字されたシートをもらって、じぶんたちの順番が来るまで待ちます。

番号は8番。

店の外にある椅子に座って待ちました。

気温は高かったけれど、時折吹く小町通りの風はとても気持ち良かった。

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店の方が途中、メニューを持ってきてくれたり、

冷たいハーブティーをご馳走してくれたり、

それを飲みながら娘と久しぶりに話したりで、40分くらい待ちましたが長く待っている感じはしませんでした。

何より、一度訪れたかった店に入ることができると思うと、年甲斐もなくワクワク (笑)。

そして、順番が来て、

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オーダーはずっと前から決めていました。
鳩子が頼んだ「和風キーマカレー」。それから、もちろん美味しい生ビール !! 
娘も和風キーマカレーが良いとのことで同じものです。

待っている間にハーブティーを頂きましたが、いつの間にか喉が渇いていました。

ハートランドが美味しい !!

ビールを飲みながら待っていると、

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食べたかった和風キーマカレーです。

ひき肉のカレーの上にはたっぷりのネギとゴマが乗っかっていて、見た目からも香ばしさが伝わり
食欲がそそられます。

真ん中のネギを少し寄せてみれば、温泉たまごも乗っかっているのです、これは完璧だなぁ~!!

キーマカレーのピリ辛さ、ネギとゴマの香ばしさ、

そこに温泉たまごがとろーり !! 途端に味が一味違って、もう、一気にガツガツと頂いてしまいました。

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ニンジンやキュウリ等のピクルスも、ここの店のは優しい味です。

きっとみんな天然の自然のものの味なんだと思います。

「美味しいね」

「優しい味だね」「中辛よりも辛くても大丈夫そう」等と、話をしながら美味しく二人で完食です。

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食後にとデザート? 出してくれたキャラメルがコーテイングされた「くるみのお菓子」も美味しかった。

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この階段が、モリカゲさんもじぶんも一人では登れなかったのだなと(作品の中でモリカゲさんも一人で来たが気後れして入れなかったとのこと)、

帰りに見上げて、思わずニヤッとしてしまいました。

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小川糸さんの「今日の空の色」を読み、糸さんは実際に数か月間鎌倉に一人で住み「ツバキ文具店」で書かれているような生活をしていたことを知りました。

ツバキ文具店で書かれたことの多くは、実際に小川糸さんが経験したことだから、

じぶんたち鎌倉好きな者が読むと、物語の中に引き込まれることがあるのだなと納得しました。

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糸さんは子供が欲しかった時があり、努力したけれどうまくいかなかったこと等も書かれていて、

そんなこともあって「たそがれビール」や「今日の空の色」には、ツバキ文具店の QP ちゃんのモデルになったのかな? と思われる糸さんの小さな友達、ららちゃんとのことも多く書かれています。

その他、ツバキ文具店のお隣さんバーバラ夫人のお土産、モロッコのアルガンオイル等のことも実際に糸さんが経験したことなんだと分かりました。

いくつかの作品を読んで小川糸さんは作品がそれぞれ密接に関係しているのだなと知り、その他の作品も読んでみようと思っています。

今は「つるかめ助産院」。

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ツバキ文具店の最初の頁をめくると地図があります。

鳩子たちが訪れた店は全部実際の店で、その地図が本に書かれています。

まだ、行ったことのない店もあるので、この日訪れた OXYMORON と同じようにいつか行ってみたいなあと。

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この日は初めて? 鎌倉に行って神社もお寺も行きませんでした。

OXYMORON で和風キーマカレーを頂いた後は、小町通りでぶらっと散歩をし、いつも通り「長嶋屋」さんで麩饅頭を買って帰りました(今回はちゃんと人数分買って帰ったので食べることができました ^^; )。

こんな鎌倉への訪れ方も何だか新鮮だし、良いものだなと b^^

" 2017/07/01 Kamamkura OXYMORON "

北鎌倉東慶寺_イワタバコに会えました&山田和樹マーラー8番演奏会のこと:20170611 [鎌倉]

イワタバコとイワガラミ、

それにもちろん、紫陽花のことも気になっていました。

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ここのところ休みは、

渋谷 Bunkamura のオーチャードホールへ、山田和樹さんのマーラーチクルス3年目の
交響曲第8番「千人の交響曲」を聴きに行ったり、

母と妹と食事に元町に出かけたりと、

続けてイベントめいたものがあり、北鎌倉へ出かけることができないでいました。

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それでも、

食事の際に妹と2人で、白と赤のワインを昼から開けてしまった翌日の日曜日、水をたくさん飲んで ^^;

気になって仕方なかった東慶寺までプチ散歩をしてきました。

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相棒たちは、E-M1 50-200 と E-510 14-54 、

Walkman には山田和樹さんの「千人の交響曲」を聴いてから、ずっと頭の中で鳴り続いているマーラー交響曲第8番、第2部を入れて連れて行きました。

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マーラーが8番目に作った交響曲8番変ホ長調、

マーラーにとっても自信作であった様で、自ら「今まで作った7曲は何だったんだろう」とまで言わせた曲です。

コンサートは冒頭から、オーケストラと8人の声楽のソリスト、男女とそれに子供たちの合唱がオーチャードホール内を咆哮するかのような、フォルテシモの極み !!

前から4番目の席でしたが、体全体が質量まで感じる音楽の怒涛の波に包み込まれ、翻弄され、
最初から衝撃の嵐。

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ライヴではこれまでに一度しか聴いたことがない8番、千人の交響曲と言われる通り、千人とまではいきませんが、この日も合唱を含めて500人くらいは壇上に登っていたんだと思います。

咆哮の一部も素晴らしかったけれど、二部がとても素敵で(8番は4楽章ではなくて一部二部に分かれています)、
人生2度目の千人の交響曲のライヴは、何度もこころは「あちら側」に行ってしまいそうになりました。

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千人の交響曲第8番は、演奏に多くの人、楽器もピアノやオルガン等たくさんの種類のものが必要なのでコストがかかるのだそうです。

2回演奏しないと採算が合わないので8番だけこの日と前日の2回演奏したこと、

演奏前に指揮者自らの解説の時間がありましたが、その際に、山田和樹さんからお話がありました。

マーラーの曲は人気なので最近は良くコンサートで演奏されますが、そう言えば8番はあまり演奏されません。

それにはそんな理由があったのだと納得しました。


長くなってしまったけれど、その余韻にずっと浸っていて、この日もバーンスタインとウィーンフィルが演奏する8番の第二部と一緒に東慶寺へ行ったのでした。

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昼近くになって晴れてきたこの日でしたが、じぶんが訪れたのは開門と同時くらいの8時半過ぎ。

北鎌倉の空は薄いグレー色の雲に覆われていて、日差しは時折その隙間を見つけてこぼれてくるくらい。

明るい光あふれた境内で花たちと会いたかったのですが。


でも、花菖蒲も満開でしたし、

白いドクダミ、八重のものも可愛く咲いていました。

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北鎌倉駅を降りると皆さん明月院の方へ向かわれてしまうので、

東慶寺はいつもより人は多いものの、割と静かに紫陽花たちにも会うことができました。

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そして・・・、

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目的のイワタバコたち・・・、

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じーーっ

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じーーっ、じーーっ、じーーーっ ♪

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可愛い宇宙人君たちが今年も大きく目を見開いて、崖の上から見下ろしてくれていました。

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すこーしだけ遅かったかもしれません、花を落としているものもありました。

それでもいつも通りのとても可愛い姿に会えてほっとしました。


2017年の花暦、イワタバコの頁も無事に捲ることができました。

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この花も北鎌倉を散歩して初めて知った花です。

一目見た時に、H.G.ウェルズの宇宙人を思い起こしてしまいました。

もちろんこちらは侵略者ではなく、とても可愛い宇宙人なのですが、それからイワタバコは自分の中では北鎌倉の紫の宇宙人になりました。

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東慶寺にはここの崖のところと、用堂尼の墓のところ、そして奥の墓地にもたくさんのイワタバコが咲きます。

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東慶寺は、可愛い紫の宇宙人だらけです (笑)

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もちろん、この時期の北鎌倉の主役、紫陽花たちもとってもきれいに咲いていました。

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柏葉紫陽花、

西洋紫陽花、

額紫陽花たちも。

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東慶寺には色々な種類の紫陽花が咲いています。

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時間がない場合は、北鎌倉東慶寺で鎌倉の紫陽花に会うのもいいかもしれません。


上を見ると、おや、

梅には実がたくさん付いていました。これも可愛いくて美味しそう。

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そして、井戸の後ろの方を見れば、

緑の葉っぱにまるで雪が積もったように、ヤマボウシの真っ白な花が咲いていました。

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その後ろの崖のところには、

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これも真っ白な花を付けたイワガラミが・・・。

この日が本堂裏のイワガラミの公開の最終日でしたが、公開の時間は昼過ぎからということで、それまでにはまだまだ時間があり過ぎでした。

それまでは待てないな、

今年は会えないなと諦めかけたところで、

ヤマボウシの後ろの崖のところに咲いているのを見つけました。下ばかりでなく梅の実を見てのお陰です。

とっても嬉しかった。

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短い時間でしたが、

イワタバコ、ヤマボウシ、紫陽花たち、そしてイワガラミにまでも会うことができて、

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素敵な素敵な北鎌倉プチ散歩でした。

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マーラーの8番は、ブーレーズがシュターツカペレ・ベルリンを指揮した演奏が一番のお気に入りなのですが、

この日連れて行ったバーンスタインとウィーンフィルのものも久しぶりに聴きましたが、甲乙つけがたいです。

ライヴ録音で、バーンスタインがドンッと何度も足で床を踏みつける音が聞こえてきます。指揮をしながら暑くなっていくのが伝わってきます。

ウィーンフィルの響きは艶があって美しいし、ウィーン少年合唱団の声のピュアなこと、写真を撮りながら素晴らしい演奏に感動しながらずっと聴いていました。

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そんなことを思い出しながら、パソコンに向かっているこの時も、ビールを飲みながらマーラーの8番です ^^

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音楽良いな、

バーンスタインとウィーンフィル良いな、

マーラー良いな ♪


休みに昼間から家飲みも良いな (笑)

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昨日は、きよたんさん主催、" 飲み会プロデューサー " えいちゃんさんの、王子集合都電オフ会に参加させて頂きました。

梅雨時とは思えないビーカンの晴れの天気の中、半日以上とても楽しい時間を過ごさせて頂きました。

上野での打ち上げ、飲み会もとても楽しかった。

そのことは、ブログにも載せたいと思っていますが、幹事さん、そして参加された皆さん、

本当に楽しい時間をありがとうございました。 m(_ _)m


" 2017/06/11 Kitakamakura Tokeiji Iwatabako & Mahler Symphony No.8 "

北鎌倉東慶寺_紫陽花が咲きだしました& Brahms Symphony No.4:20170520 [鎌倉]

もう咲いているんだ。

ネットを眺めていて見つけてしまいました。

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北鎌倉東慶寺の黒姫紫陽花が咲き始めたこと。

その瞬間、お尻の辺りがむずむず。

じっとしていられなくなりました。

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20日の土曜日は夕方から、みなとみらいホールでコンサートの予定ですが、

せっかく早起きしたのだし、

部屋の窓からは朝の金色の陽ざしが差し込んで来て、「おいでおいで」と誘ってきます。

なら、急いでゴールドブレンドを一杯飲んで、

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相棒たち、E-M1に50-200、久しぶりに E-520には14-54、

Walkman にはここのところ色々な演奏でずっと聴いている Brahms Symphony No.4。

4番の棚卸をしましたが今一番気に入っている、カルロ・マリア・ジュリーニとウィーンフィルで出かけました。


北鎌倉は初夏の日差しが結構強く眩しいくらい、
今まで赤ちゃん色だった柔らかな新緑も、いつの間にか色も濃くなって一人前の緑に。

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山門をくぐると、オダマキがまず迎えてくれました。

西洋のオダマキも奇抜な形と色彩で面白いけれど、このほんのり、

淡い色彩のものが良いな。

咲き始めのカルミアの横を、日差しのまぶしさを感じつつ進んでみると、

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咲いていましたぁ~、

今年、2017年初めての紫陽花。

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東慶寺の黒姫紫陽花です。

色もまだ付き初めで緑色が残っていますが、朝日の中で元気な姿を見せてくれました。

5月も下旬なのでそろそろとは思っていましたが、咲き始めの黒姫紫陽花に会えるのはとてもうれしい。

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淡い色のぼんぼり、

ブルーの紫陽花(西洋紫陽花)ももちろんですが、

じぶんは、

真ん中の花を額縁の様に囲っている額紫陽花が好きです。


しとしと梅雨の頃の紫陽花は風情がありますが、木漏れ日の中、輝いている額紫陽花も好きです。



今年も紫陽花の「初めて」は東慶寺の黒姫紫陽花でした。


花暦、「紫陽花」も繰ることができました。

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その他にも初夏の花たち、

白くてふわふわ、朝日をためて中から輝いているように見えるトリアシショウマも、

緑でいっぱいの境内には良いアクセント。

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菖蒲やカキツバタ、

キショウブは鮮やかな黄色。

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ツツジはそろそろ終わりの頃。

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気が付けば、

いつの間にか木陰が心地よい頃になっていました。

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ふと、足元を見れば可愛い白い妖精君たち、

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ユキノシタが咲いていました。

みんなみんな、今年初めて会う花たちです。

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岩タバコのことも気になります。

崖のところ、奥の墓地のところと偵察しましたが、葉っぱがだいぶ大きく育っていました。

可愛い宇宙人君たちが見下ろし始めるのも、きっと、もうすぐだと思います。

楽しみ。 ^^

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Brahms Symphony No.4

4月22日にN響のコンサートに行きました。
目当てはベアトリーチェ・ラナの弾くベートーベンのコンチェルト一番でした。

CD でチャイコフスキーのピアノコンチェルトを聴き気に入ったベアトリーチェ・ラナ。
ライヴで聴きたくてチケットを買いました。

素直に弾いていて、それでいて技巧もすごいピアニストだと改めて気に入ってしまったのですが、
特にベートーベンのコンチェルトの後、アンコールで弾いてくれたドビッシー「ピアノのために第3曲トッカータ」はすごかったです。

ライヴのラナの演奏も良かったのですが、

この日の指揮者ファビオ・ルイージの Brahms Symphony No.4 はびっくりしました。

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ファビオ・ルイージのブラームス、はい!! きっぱりと!! ぶっ飛んでました~ !!

多分初めて聴いた劇場型ブラームス。

アゴーギグ、弦楽器の弓遣いのある部分の誇張等、劇的な反面、

ブラームスの心地良い旋律が切れるところもありましたが、ファビオ・ルイージのブラームス、
メリハリが効いていてオペラみたい !!

とても面白く斬新な演奏だと思って帰って来ました。

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それ後ずっと、ブラームスの交響曲第4番のことが気になって、

棚卸です。

じぶんの中では、カルロス・クライバーの演奏がここずっと最高だと思っていて、30年くらいそれしかないと思うくらいだったのですが、

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改めて棚卸をしてみました。

ワルター コロンビア響
スイトナー シュタッツカペレベルリン
バルビローリ ウィーンフィル
ジュリーニ ウィーンフィル
ヤンソンス バイエルン放送交響楽団
カルロス・クライバー ウィーンフィル
カール・ベーム ウィーンフィル etc etc ・・・

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久しぶりに棚卸の聴き比べをしてみると、以前感じていたのとはまた違った感想を持ちました。

本はしばらく読んでいないものを読み返してみた時、昔とは違った感想を持つものですが、

これは、色々なものをぼくらは経験やため込んだ心の抽斗の中身で、感動したり考えたりするからだと思います。

音楽も同じなのかもしれません。

以前聴いた時からは、少しは経験や思いや色々と貯めていて、それで、同じCD を聴いても違うのだろうな?
そんな風に思いました。

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今回聴いた中では、

もちろんカルロス・クライバーは良いのですが、


カール・ベームは爽やかさを感じて好きになりました。

第2楽章は林の中で脚を伸ばして椅子に座って静かに本を読んでいる。
爽やかな風、暖かい木漏れ日・・・聴いていてそんな感じがしました。

頑固さやメランコリーと言うのがブラームスの一般のとらえられ方だとすると、ベームのこの演奏からは明るさ
爽やかさも感じられます。


この日に連れて行った、カルロ・マリア・ジュリーニ。

以前はテンポが遅いな、くらいの印象だったのですが、今回聞き直してみて一番気に入りました。

特に第2楽章の2分過ぎから9分くらいの間の演奏はとてもとても美しい。
偉大な芸術はどこかでこの世の中を通り抜けて、あちらに行ってしまう時があるのだと思います。

このジュリーニの演奏もそんなところがあるなと思いました。
雄大さと美しさでは一番の演奏かと。

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聴き比べの話で大きく脱線してしまいました ^^;

5月20日の北鎌倉東慶寺、今年初めての黒姫紫陽花に会えたし、

その他にも、

紫のシランや白いシランにも会うことができました。

イワガラミの特別公開も始まるようなので、紫陽花のことも気になるしまた来ないといけないなと思いつつ、

早めに北鎌倉を後にしました。

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家に帰って、一休みして、

みなとみらいホールで、今度はブラームスの交響曲第1番です。

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ブラームス続きですが、第1番は自分の中で交響曲では5本の指に入る大好きな曲。

日本フィルとインキネンがどんな演奏を聞かせてくれるのかとても楽しみ ^^

" 2017/05/20 Kitakamakura Tokeiji Lacecap Hydrangea "

北鎌倉東慶寺と浄智寺のシャガ&鎌倉生しらす:20170423 [鎌倉]

ゴールデンウィークも後半戦。

ほぼ10日ぶりに玄関から外に出ました。

棺桶から出たドラキュラはきっとこんな風に感じるんだろうなと?、
5月の太陽の光はとてもまぶしく感じました (笑)。

5月4日は、
毎年のゴールデンウィーク恒例のラ・フォル・ジュルネに参加するために東京フォーラムまで出かけて来ました。

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アンヌ・ケフェレックのプログラムと、ベートーベンの7番を聴いてきましたが、

やはりラ・フォル・ジュルネ、年に一度のクラシックのお祭りはとても楽しかった。
写真も久しぶりのカメラで(キャノンの 70D を久々に)、調子に乗ってたくさん撮ってきました。 ^^;

インフル前のたまっていた写真も、今回で在庫はなくなるので、

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次には、東京フォーラム、ラ・フォル・ジュルネのことも書きたいと思います。

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インフルの潜伏期間だったんだと思いますが、そのせいか? 少し気持ちはハイくらいで元気いっぱいで、
どうもいつもよりも元気の良い時は、熱を出す兆候の様です… ^^;

4月23日の日曜日、北鎌倉と鎌倉に出かけました。

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鎌倉のシャガの様子が確かめたかったのです。

いつもの様に北鎌倉に降り立てば、桜は終わっていたけれど、新緑が燃え立つように輝く爽やかな季節。

緑の薫風が心地よく香り立つ初夏の装いです。

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淡い青と白が可愛いオダマキ、

真っ赤なツツジ、

赤ちゃん葉っぱが出てきたばかりの大葉紅柏、

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それから、十二単がじゅうたんの様にびっしりと紫の花を咲かせていました。

この季節の東慶寺もとても素敵です。

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北鎌倉は新緑の季節、

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ファインダーから覗いていても、外は一面新緑の黄緑色の色彩です。

緑の葉っぱたちが主役の季節。

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そして、シャガ。

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蕾がまだまだついているものの、天秀尼のお墓の石段の両脇はシャガが満開に近く咲いていました。

咲きたてのシャガの純白の花びらたちは、

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柔らかな木漏れ日を浴びて鷺の翼の様。

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ひっそりと咲くシャガ・・・、美しい花です。

鎌倉に散歩に来るようになって知った花。

上野の公園やこの前は都電のオフ会で見かけましたが、やはりシャガは鎌倉のお寺が良く似合います。

この木漏れ日の中でキラキラと優しく輝いているシャガが一番好きです。

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しばらく、シャガを撮っていたらバッテリーが切れました。

宝蔵の前のテーブルで、電池パック壱号をデイパックから取り出して、電池交換をさせてもらいました。

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東慶寺では、まだ桜の名残も。

茶室の前の枝垂れ桜も、

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山門の横の、

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ウコン桜も、

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今年の桜の名残を楽しませてくれました。

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山門のところには、オダマキだけではなくて、

エビネも可愛い花を見せてくれました。写真はないけれど、スズランも ^^

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北鎌倉ではもう一ヶ所、シャガの気になるところがあります。

浄智寺の山門の石段。

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こちらも木漏れ日が優しく当たって、純白のシャガは仲から光っているようです。

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ここのシャガもとても美しいです。

浄智寺の鬼瓦にも久しぶりのあいさつをしてきました。

浄智寺の鬼瓦、良い味してます。この雨や風にさらされた、少しざらついた感じは最高です。

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美しいシャガや十二単に会えて嬉しく、それにハイな気分の自分は、珍しく鎌倉まで喉が渇いたので脚を伸ばしました。

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小町通りの「仕立て屋」さんで、

とりあえずキリンの生を一杯、ぐぐーーっ !!

つまみは「しらす尽くし」。

しらすのコロッケ、しらす冷奴、それに生しらす丼が付いています。

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しらすの冷奴と、

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しらすのコロッケでつまみは十分 !!

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生ビールだけでは足りなくて、湘南の地酒「天青」を冷で頂きました。

以前も何回か仕立て屋さんで頂いたことがありますが、湘南の地酒も鎌倉ビールもそろっていて、鎌倉を味わうには手頃な良いお店です。

天青もとても美味しいお酒です。

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ビールと冷酒と頂いて、

〆は鎌倉名物生しらす丼。

忘れた頃に? とても食べたくなる味です。この日も残さずに美味しくいただきました。

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帰りは小町通りを少しぶらぶらして、手ぬぐい屋さんとかお香のお店とかをのぞきながら帰りました。

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夏の和菓子、麩饅頭を駅前の「長嶋屋」さんで買って帰りましたが・・・、

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食べる前に、扶養家族に全部食べられてしまいました。

orz orz ・・・。

また、買ってこなくては・・・。今度は帰ってきたら、先ずは一つだけは自分で食べよう ^^;

" 2017/04/23 Kitakamakura Iris japonica "

北鎌倉東慶寺円覚寺桜& Rachmaninov Piano Trio :20170402 [鎌倉]

Mozart 、Tchaikovsky、Brahms、Mahler、

そして、Rachmaninov。 


アナログそしてCD を稼いだバイト代で月に一枚ずつくらい買って聴く楽しみ。


たぶんそんな順番で良く聴くようになったのだと思います。

もちろん、Beethoven も Chopin も好きなのですが嵌まってしまったのはこの順番。

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リーズ・ドゥ・ラ・サールがピアノを弾くラフマニノフのピアノ三重奏を連れて、

オフ会のあった翌日の4月2日、北鎌倉に今年の桜の具合を確かめるために出かけてきました。

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朝起きて、コリコリコリ ♪

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久しぶりの豆を挽く音と引き立つ香り。

この世の中で好きなにおい、

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焼き立てのバゲットの生地がバチバチと言いながら香ってくるにおい。

音楽を聴きながらの、母からもらった香炉、

季節にあったお香を焚いた時のにおい。


そして、休みの朝に、コリコリコリ 。

ミルを回しながらゆっくりとコーヒー豆を挽く時のにおい。

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美味しく淹れたコーヒーを一杯。

新しく買ったアディダスのデイパックに、E-M1に50-200、それにE-PL6 、

原田マハの「モネのあしあと」を入れて出かけました。

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東慶寺では、山門をくぐったところの彼岸桜と緋桃が迎えてくれました。

彼岸桜はだいぶその華奢な花びらを散らしていましたが、それでも緋桃との薄ピンクと薄い茜色の色彩は、

春の北鎌倉を代表する色彩です。

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バイモも、

くるりん、葉っぱで迎えてくれたし、本堂のところの枝垂れ桜はちょうどの見頃でした。

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ラフマニノフのピアノ三重奏は前から聴いたことはありましたが、

交響曲第2番、チェロソナタ、ピアノコンチェルトの様に心には響いては来ませんでした。

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でも、

このリーズ・ドゥ・ラ・サールのピアノの三重奏はこころのエッジの敏感な部分に、直接に刺激してきました。

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ラフマニノフがモスクワ音楽院に在学中の1892年、19歳の時に完成した単一の楽曲のト短調のもの、
卒業後の1893年に作曲したニ短調の3楽章のもの。

若き日のラフマニノフの2曲のピアノ三重奏はロマンチックで、ロシアっぽい哀愁が感じられる素敵な曲でした。

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最初に聴いた演奏の影響が強く残るけれど、できれば違うものも聴いた方が良いのだなと、気が付かせてくれたリーズ・ドゥ・ラ・サールのピアノ三重奏。


リーズ・ドゥ・ラ・サール(1988年5月8日生のフランスのピアニスト)、

ヴァイオリンはフィルハーモニア・チューリッヒのコンサートマスター、バルトゥオミ・ニジョウ、

チェロは同じくフィルハーモニア・チューリッヒのソロ・チェロ奏者のクラウディス・ヘルマン。

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リーズ・ドゥ・ラ・サールはファビオ・ルイージの指揮、フィルハーモニア・チューリッヒとラフマニノフの4曲のコンチェルトを2013年から2015年にかけてライヴ録音しています。

きっとコンマスのバルトゥオミ・ニジョウとソロ・チェリストのクラウディス・ヘルマンとも気心の知れた仲なのでしょう。

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何年も一緒に演奏を続けている弦楽四重奏団のような、室内楽の親密さが演奏には感じられます。

ビビットな音を際立たせあいながら、時には互いに挑んでいくようでキラキラしている音色たち、
そこから紡ぎだされる哀愁を帯びたラフマニノフらしい美しいメロディと、
重厚なロシア情緒、ロマンティシズム ♪

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チェロの音色がこころにしみてきます。ラフマニノフの曲にはチェロが似合うな。

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彼岸桜、緋桃、バイモ、イカリソウ、ミツマタ、枝垂れ桜 etc etc ・・・、

東慶寺の春の色彩をたくさん味わうことができました。

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次は北鎌倉のソメイヨシノに会おうと円覚寺へ向かいました。

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実は桜の具合が気になって、前の週も訪れていた円覚寺です。

その時に、ぼくにとって今年初めてのソメイヨシノに会ったのですが、まだ一輪、二輪と言う感じでした。

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この日訪れてみると山門の石段右側の桜は2分咲きくらいでした。

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まだまだこれからと言う感じで蕾の方が多かった。

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でも、ぼんぼりの様な桜の形を北鎌倉で、

今年初めて見ることができました。

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円覚寺は梅もいいですけれど、やはり桜も質実剛健の山門や甍に似合います。

桜はやはり日本の花ですね・・・。

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咲きたての、春の日差しに輝く桜たちに会うと、

本当に北鎌倉にも春が来たんだなぁと思います。

蝋梅が咲いて、紅白の梅が咲いて、

もちろん春の訪れを感じていましたが、桜はやはり、


とっても別格なんだなぁと・・・。

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首が痛くなるほどずっと、

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ずっと、

ラフマニノフのピアノ三重奏を聴きながら、

ピアノとヴァイオリンとチェロの素敵な音色を聴きながら、

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北鎌倉に咲いた桜たちに会ってくることができました。

きっと今はもっともっと咲いていることでしょう。

今日の雨はかわいそうだけれど、でもまだ元気に咲いていてくれていると思います。

来週、もう一度行ってみたいなと。

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円覚寺から浄智寺へ。

オフ会の際に肥後細川庭園で、今年初めてシャガが咲いているのを見ましたが、北鎌倉のシャガはどうか確かめたかった。

浄智寺の山門のところの階段の両側にはたくさんシャガが咲きます。

木漏れ日がシャガに降り注ぐ景色がとても好きです。

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まだまだ葉っぱだけの中、一生懸命探して見ると、

一つ二つ、緑の中、

純白の羽を広げたような花が咲いていてくれました。 愛おしく、うれしく思いました。


北鎌倉のシャガはもう少しのようです。

また訪ねてみます。

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リーズ・ドゥ・ラ・サール、吉田秀和さんも、

彼女のショパンのコンチェルト2番は素晴らしいと評していたそうです。

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確かにショパンではないけれど、三重奏の他にラフマニノフのコンチェルトも聴いてみて、注目すべきピアニストなんだなと思いました。

一つ一つのピアノのタッチが深く、しっかりと聞こえてきます。揺らぎ? アドリブではないけれど曲のコンストラクションを壊さない程度の、揺らめきも感じました。

4歳でパリのセルゲイ・ラフマニノフ音楽院に学び、15歳の時のデビューのCD はラフマニノフとラベル。
ラフマニノフに縁があり、そして得意なのでしょうが、

迫力ありそうなタッチなので、ベートーベンやブラームスなども聴いてみたいです。

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ラフマニノフのピアノ三重奏のチェロは良かった。

ラフマニノフにはチェロが良く似合います。そう言えば、

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ある時、ラフマニノフに「なぜヴァイオリンのソナタを書かないのか」と聞くと、

ラフマニノフは「チェロと言う楽器があるから」と答えたとのことです。

なるほど ^^ ラフマニノフはチェロと言う楽器が好きだったのかもしれません。


帰って来て、帰りに買ってきたパンとビールを頂きました。

たくさん歩いて、お腹も空いたし喉も乾きました。


いつもなら発泡酒ですが、気持ちの良い音楽散歩が出来たので、

ここは奮発してと !! 美味しいビールを2本頂いてしまいました。^^v

" 2017/04/02 Kitakamakura & Rachmaninov Piano Trios "

北鎌倉東慶寺&鎌倉宝戒寺の梅&エドガー・モロー_ハイドンチェロコンチェルト&今年初めての生しらす:20170305 [鎌倉]

こんなに咲いているんだ。

山門をくぐるといっぺんに梅の古木たちが迎えてくれました。

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アートは人がいてのことだと分かっていても、東慶寺の古木たちが創り出す造形は信じられない程美しいです。

時が風と光に力を借りて創り出した形たち。

雨も疾風怒濤の嵐と、冬の厳しさと嫋やかに音もなく積もる雪たちも、お寺の方の愛でる心も。

それでこんなに美しいのかと。

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3月初めの日曜日、鎌倉の梅たちのその後のことが気になりました。

朝起きて、コリコリする時間はなさそうだったのでお湯を沸かしてゴールドブレンドを一杯。

錦の落ち葉を踏みしめながらが似合っているのでしょうが、チェロの音色を楽しみながら目覚めのコーヒーを頂いて家を出ました。

行きたいお店もあるので北鎌倉と鎌倉へも行くつもりで。

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参道、この前よりもずっと明るく輝いていました。

花たちの力はすごいです。

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本堂の向かって右側のところに小ぶりな枝、苔も付いた古い梅の木があります。

東慶寺の黄梅。

蕊は一人前ですが花弁は細くたとだとしい感じ。でもとても凛としていて力強い。

梅の最も古い種類だと聞いたことがありますが? 小さいけれど美しく一生懸命咲いている黄梅に今年も会うことができました。

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鎌倉にはたくさんの種類の梅の木があるようですが、

多分、この黄梅が最も原種? 原始的な梅の種類の一つかなと? 黄梅、瑞泉寺にももう少し大きな木があると聞いたことがあります。

来年は訪ねてみましょう。

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鎌倉の宝戒寺の枝垂れの梅が一番気になっていましたが、

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北鎌倉東慶寺の枝垂れ梅も、

takenoko さんが教えてくださった通り、きれいに満開の花を咲かせていました。

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宝蔵のところの可愛いピンクの枝垂れも咲いていて、

今年は東慶寺の紅白の枝垂れを愛でることができました。

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昨年のレコードアカデミーは小澤征爾さんのオペラ「青ひげ公の城」でしたが、

特別部門の「企画・製作」賞にワーナークラシックスの「ライジングスターズ」が入っていて、
これはフレッシュな若手をどんどん紹介していこうという企画ものだったのですが、ぼくが昨年買ったCDが2枚、その中に含まれていました。

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一枚は以前にご紹介したイタリアのピアニスト、ベアトリーチェ・ラナのチャイコフスキーのピアノコンチェルトのもの。

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もう一枚は、この日朝から聴いていたフランスパリ生まれのチェリスト、エドガー・モローのハイドンとバロックのチェロコンチェルト集。

実は、ベアトリーチェ・ラナとエドガー・モロー、4月と6月にコンサートがあるのですが、チケットをゲットしているんです。楽しみ。

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エドガー・モロー、
何だかSF作家かまたはその小説の中に出て来そうな名前で、それだけでインパクトがあるのですが1994年4月3日パリ生まれ。

4歳でチェロを始め11歳でオーケストラとの共演、17歳の時に第14回チャイコフスキー国際コンクールのチェロ部門で第2位を獲得しました。
その後、世界の色々なところでコンサートやオーケストラの共演で活躍中です。

日本にも2012年に初来日しましたが、ぼくもその年のラ・フォル・ジュルネでエドガー君のラフマのソナタを聴きました。そうそう、2015年には同じくラ・フォル・ジュルネでドボルザークのコンチェルトも聴いています。

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チェロの演奏家もたくさんいて、ビルスマ、カザルス、デュ・プレ、ヨーヨーマ、イッサーリス、メネセス、ワイラーシュタイン、堤さんetc etc …。

それぞれ個性があって素晴らしい演奏をしてくれますが、

とにかくエドガー君はテクニック抜群で、「えっ!! これってチェロで弾いているの?」
あの大きな楽器を股に挟んだような格好で弾いているのに、こんなに早く超高速に指は動くものなのかぁ~と!!
先ずはびっくり。

しかも、エドガー君のチェロの音色は瑞々しくて爽やか ♪ なんです。

春の朝日が清流に差し込んで、流れの底の方までキラキラと輝くようなそんな感じです。

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朝からずっと聴いていた、ハイドンのチェロコンチェルト第1番の3楽章は疾風怒濤です。

エドガー・モローにぴったり ♪

聴いていると心か自然とふわっとしてきて、そんなに急がなくてもと福寿草にも笑われるかのように、振り子のように足は前に前に進んでいきます。

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そうそう、ハイドンのチェロコンチェルト一番も不思議な運命をたどった曲で、楽譜は長いこと失われていて、1961年にプラハで筆写譜が見つかって1962年に復活初演された曲なんだそうです。

モーツアルトにも新発見の楽譜とかあるし、ヨーロッパのどこかのお城や屋敷でまだ知らない曲が眠ったりしているのかもしれません。

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エドガー君のチェロを聴きながら、北鎌倉から鎌倉まで横須賀線に一駅乗り、

気になっていた宝戒寺へと向かいました。

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宝戒寺、最近何回か訪れていますが、団体客が多いです。鎌倉の七福神の一つなんですが、何か他にも理由があるのかな?
そう言えばカップルが多いかも ??

縁結びとかで何かあるのかな? まあいいや、

それはそれでおいておいて(笑)、

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宝戒寺の枝垂れ梅、ちゃんとこの前の続きも見ることができました。

この前より花は多く咲いていて、このままで花は増えないのではと少し心配もしていましたが、そんなことはなくて良かったです。

年も取っている古木だと思います。

大切に大切に・・・、きれいな花をこれからも咲かせ続けて欲しいなと。

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この日は本当は、小町通りのカレー屋さんに行こうと思ったのですが、午前11時の開店時間を少し過ぎていくと、もう店の外の椅子に何人もの人が~。

重度の花粉症ですから、外で花粉ざらしのままでじっとはしていのはつらいです。
結局次の機会にすることにしました。

カレーではなくて、今年初めての「生しらす」を頂くことに。

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食べると口の中に海が広がるようでとっても満足!!

やっぱり湘南の獲れたて「生しらす」ば抜群の美味しさです。

頂くのはやっぱりやっぱり!! 鎌倉ビールといっしょに (笑)

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エドガー・モローのチェロと一緒に出掛けた鎌倉の梅見の散歩でした。今年の花暦、梅の章も無事に繰ることができました。

次は、いよいよ桜の章です。今年の桜はどんな可憐な姿を見せてくれるのでしょう。これもとても楽しみ。



チェロって良いな、春に聴くチェロもなかなかのものです。
今日もエドガー君を聴きながら通勤電車です。

PVですが、エドガー君はこんな感じです。

" 2017/03/05 Kamakura Plum blossom & Edgar Moreau "