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夏旅二日目 大塚国際美術館で最後の晩餐を食べました??:20170820 [訪れたところ色々]

徳島の美味しいものを満喫し、ビールもいっぱい頂いてぐっすり寝た翌日は?

もちろん!! 良い目覚めです。

天気も最高です!!

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朝8時のバスに乗りたいので、6時半頃には起きて、ホテルのバイキングの朝食を頂きました。

昨日の居酒屋さんの味を思い出しながらカレー風味のフィッシュカツも。
バイキングの朝食はついつい食べ過ぎてしまいます。ご飯にのっけた海苔の佃煮は海苔が新鮮で美味しかった。

コーヒーをゆっくりと飲んでホテルを出発です。


バスは徳島駅前のバスセンターから「鳴門公園行」の始発に乗りましたが、普通の路線バスでかなりの混み具合。

少し前に行って並んでいてよかったです。


途中、徳島の街並みやれんこん畑の景色をのんびりと眺めながら、路線バスの旅を楽しんで、
一時間と少しで着いたのは大塚国際美術館でした。

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9時半の開館と同時に美術館に入りました。

長いエスカレーターに乗って館内に入ってみれば…、

わぁ~!!

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すげえ~~!! 思わず、感嘆の声。

大きさに、スケールに圧倒され、びっくりです !!


美術館に入って、先ず目に飛び込んできたのは、バチカンのシスティナ礼拝堂でした。
ミケランジェロの最後の審判。


オリジナルではないと分かっていても、この迫力はすごいなぁ~!!


この剥かれて皮だけになっているのは、作者のミケランジェロなんですね。

アダムの創造、原罪と楽園追放、大洪水、デルファイの巫女 etc etc…、

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たくさんの聖書のエピソードが書かれていて、見ていて飽きないけれど、やはり首が疲れました。(笑)

ふと気が付いたのですが? 真ん前の一番下、背景の丘の真ん中あたりにちょこっと置かれている? 壺の様なものは何なんでしょう?

気になって気になって ? 仕方がないのですが、まだ不明です。

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大塚国際美術館は、陶板複製画を中心とした美術館です。

大塚製薬グループの創業75周年事業として1998年開設。新国立美術館が2007年に開設されるまで我が国で一番大きな美術館でした。今でも私立の美術館では一番の規模を誇っているとのこと。
西洋名画1,000余点を、オリジナルと同じ大きさに複製し展示する陶板名画美術館。

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もちろん、じぶんの大好きなフェルメールの部屋もあって、

会ったことのある「小路」や、

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2007年に初めて会ったときに、展覧会でこの絵だけ光って見えた「ミルクを注ぐ女」、

それに「真珠の耳飾りの少女」、「デルフトの眺望」、「青衣の女」たちにも会うことができました。

陶板であることを忘れるくらいのすばらしさ。

しばらく来てくれていないけれど、フェル様、また日本に来ないかな?

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開館時間と同時に入って、閉館時間間際まで色々な絵画を楽しみましたが、

すごいなと思ったのは、中世とルネッサンスの展示でした。

もっとも、時間がなくてゆっくりと見られたのがそのあたりだったのですが ^^;

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スクロヴェーニ礼拝堂、すごかったな。

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イタリアのパドヴァにある礼拝堂。

1305年に完成したジョット・ディ・ボンドーネが描いた、西洋美術史上もっとも重要な作品である一連のフレスコ絵画で知られるとのこと。

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ここに入ったとたん、美術館の音がすべて消えてしまった様に思いました。

空気の質感が替わってしまったような。

オリジナルではないけれど、この中のひんやりと感じる空気はきっと、パドヴァにある礼拝堂に通じるものがあるのではと・・・。

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聖ニコラオス・オルファノス聖堂も。

大塚国際美術館は絵画だけではなくて、建物の一部まで作ってしまうなんてすごいです。

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<キリストと十二使徒の祭壇飾り>

カタルーニャ美術館 バルセロナ

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<聖キリクスと聖女ユリッタの祭壇前飾り(ドゥーロの祭壇前飾り)>

カタルーニャ美術館 バルセロナ

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中世のキリスト教の作品の中でも、スペインのバルセロナ地方のものは面白かったです。

他のものよりも色彩的に、そしてフォルムも表情なども、なんとなく暖かく特徴的です。


バルセロナと言うと、アント二・ガウディを真っ先に思い浮かべますが、ピカソもダリもミロもです。

その祖先たちも素晴らしいんだ。なるほど、だから? ガウディやピカソたちも。

<栄光のキリスト>を見ながら一人、そんなことも考えていました。


<栄光のキリスト(部分)>

カタルーニャ美術館 バルセロナ

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一枚一枚、

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どれも興味津々の絵画ばかり。

これは、到底一日では見て回れないな。

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<ラファエロ アテネの学堂>

たくさんの哲人たちがいますが、先ずは作者のラファエロにご挨拶 。

ヴァティカン宮殿 署名の間のにあるこの絵の実際の大きさにも圧倒されました。


ミュシャ展で、スラヴ叙事詩を見てから、大きな絵の中でこちらを向いている人物のことが気になります。

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このアテネの学堂の中にも探してみると、

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ラファエロの他に、向かって左側に二人、こちらを向いている若者を見つけることができました。

この二人は誰なんだろう?

最後の審判の突起物? 茶筒の様なものと? 共に気になるものを見つけてしまいました。

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ようやく中世を抜けて先に進んだのですが、

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ラファエロ、

そして、ダ・ヴィンチの最後の晩餐も通り過ぎる訳にはいきません。


ダ・ヴィンチの作品達も、もちろんオリジナルではないけれど、

一度に作品を鑑賞できるのは素晴らしいし、並べて展示されるからこそ気が付くこともたくさんあるのだなと。

この辺りの展示室も、もっとゆっくり見たかったです。

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ダ・ヴィンチ、どれも素晴らしい作品ですが、

やはり一番人気は「モナリザ」でした。写真を撮るのに皆並んでいました。

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B3F から。順路は上の階へと向かっていくのですが、

古代と中世のB3F からルネッサンスのB2F に上がってきました。

外の光がさしている方にはレストランがありましたが、そこにはぐるっと池に取り囲まれて、

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モネの晩年の傑作、大睡蓮がありました。

これは、原田マハさんの「ジヴェルニーの食卓」でモネが精魂込めて書いていたあの絵なのですね。何だか、とっても感動です。感動しつつも…、


朝一番で美術館に入り、たくさんの絵画たちを見て、とても素敵な時間を過ごしてきましたが、そろそろお腹が減りました。

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館内にはいくつかレストランがありますが、じぶんたちは「Garden」という1F のレストランでランチを頂くことに。

家族は定番のカツカレー、それに、鯛が美味しいところなので「うずしお海鮮丼」を選んでいましたが、

じぶんは、ここに来る時から決めていた「最後の晩餐」を頂くことに。

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美術館を訪れる前にここのサイトを斜め読みしていて、

「ここでしか味わえない! 名画にちなんだメニュー」と書いてあるのを見つけていました。


"" 大塚国際美術館ウェブサイトより ""
最後の晩餐 1,800円 (ワインorぶどうジュース付)

レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」をもとに、鯛や阿波黒毛和牛、わかめ、レンコン、金時芋など徳島の食材を使った当館オリジナルの晩餐メニューです。

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これは絶対に食べねばなるまい!! 来る前から決めていたのです。 ^^

ダ・ヴィンチの最後の晩餐を見て、「Garden」さんでは最後の晩餐を美味しく頂きました。鯛のソテーにはこれも特産のすだちをぎゅっと一搾りして頂きます。

黒毛和牛もレンコンもわかめも美味しかった!!

もちろん、ワインをセレクトしましたが、少しだけですがワインを頂くと、また元気百倍です。

食事を頂くと2時半くらいになっていました。

残された時間はわずかですが、まだまだ見てみたい作品達がいっぱいです。

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まだ数点しか見たことのないエゴン・シーレもその一つ。

この絵好きです。4本の木。

シーレ独特の色彩、夕焼け色のグラデーション、いつまでも見ていたい絵。
初めての出会いはジョナサン・ノットのマーラーの交響曲9番のCD ジャケットでした。

多分数は少ないと思うけれど、シーレの風景画は大好きです。いいなぁ~この絵。向かって左側の一本だけ葉を全部落としていますね。

ベルヴェデーレ宮殿オーストリア美術館に行きたいです。

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死と乙女。

これはこの前、Bunkamura ル・シネマで見たシーレの映画の題名にもなっていた絵です。

エゴン・シーレとモデルであり彼をたぶん一番愛したであろうヴァリ・ノイツェルとの別れ・・・、岩山の頂で魔王に抱きしめられているヴァリのような構図・・・。
映画のことをまた思い出してしまいました。

来年はシーレ没後100年、展覧会はないのかな? 今一番まとまって見てみたい画家の一人です。

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映画と言えば、これもDVD で見た映画に出てきた絵で、ストーリーと共にとても印象に残っています。

クリムトの「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I」。


最近読んだ原田マハさんの「一枚の絵」という本があります。

マハさんが大切と思っている絵26枚のことを書いた本ですが、11枚目にこの「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I」のことが書かれていました。

戦争に翻弄されてしまった関係者たちとこの絵。辿ったその数奇な軌跡と運命は戦争の悲惨さと共に、絶対に忘れてはならない貴重な記憶だと思います。

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真っ暗な部屋もありました。

ろうそくが何本も(もちろん本物ではないです)真っ暗の部屋の中でゆらゆらと揺らめいていました。

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ここはゴヤの黒い絵の部屋。不気味な感じが漂っていて、

いるだけで背中の横の方がぞくぞくしてきます。他の方たちもこの部屋は敬遠しているみたいでした。

ある種の迫力のある力がこもっているようで、じぶんもそそくさと… ^^;

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これも大迫力でした。

ダヴィッドの<ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠>、幅10m、高さは6mの大作です。

これは図録では味わえない迫力。クールベの<画家のアトリエ> (3.61m×5.98m)や、マネの<草上の昼食> (2.08×2.64m)もその大きさにびっくりしました。

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もちろん、初めて会う絵画たちもたくさんありました。

その中で気に入った絵も。

これはその中の一枚ですが、リング、ラウリッツ・アンデルセンは1854年にデンマークで生まれた社会派リアリズムの画家だそうです。

ネットでもあまり情報が拾えませんでした。でも、構図といい色彩といい良い絵だなぁ~。
時間があればもっと見ていたかった。

感じは<クリスティーナの世界>等、ワイエスの感じにも似ています。もう少し優しい感じだけれど。


<6月、タンポポの種を吹く娘>(1899年、オスロ国立美術館)
リング、ラウリッツ・アンデルセン

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たっぷりと西洋絵画1,000点余りの世界の魅力を味わい、それでもまだまだ見ていないものもありましたが、閉館までいるとバスが混んでしまうので30分くらい前に、大塚国際美術館を後にしました。

再び徳島バスで、「徳島駅」行きに乗りました。帰りも混雑していましたが幸いなことに座って帰ることができました。

お疲れさま~ !! ホテルの部屋に戻ってきましたが、

夕食は?

家族全員かなり疲れていて、簡単で良いとの結論、議論するまでもなく決定です !! ^^

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駅ビルにある岩田屋さんで、徳島ラーメンを頂きました。とにかく近くてすぐに食べられるもの~でした。

徳島ラーメンは茶系と白系があるがあるようですが、ポピュラーなのは茶色でしょうか?


高松に行った時に駅前の店、麺王さんでも食べたことがありますが、この店も茶系でした。生卵が入っていて初めての時はびっくりしました。

岩田やさんのものも、豚骨スープに濃口醤油とたまり醤油で味付け、麺は中細麺で、豚のバラ肉の煮込んだもの・ネギ・もやしとメンマが乗っていました。

バラ肉の味がなじんでくるとちょうど良い味になります。食べていてだんだんと変わってくるような感じ。

玉子は生卵ではなくてゆで卵でした。初めての家族には生卵よりもこちらの方が食べやすかったでしょう。

徳島ラーメン、ごちそうさま。

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ラーメンを頂いて、部屋でのんびりビールを飲んで、夏旅の二日目の夜はゆっくりと過ぎていきました。


大塚国際美術館、
図録では分からないスケール感、実物大の大きさを目の当たりにする時の迫力ってあると思うのです。それを先ずは味わわせてくれる。

また、ダ・ヴィンチ等の貴重な作品を一堂に会して鑑賞できる。比べることができるっていうのは物事を理解する上での一番だと思うのですが、それを可能にしてくれる。

複製絵画ではあるけれど、存在の意義は大いにあるなと思いました。

今回時間がなくて回れなかったところ、今回初めて見て気に入った絵画等にもう一度会いに来たいなとも。

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夜の徳島駅の電車たちもそろそろ休む時間です。

じぶんもいつの間にか? ZZZZZZZZZZZZ…ZZ

思い出しながら書いていたら思いの外、長くなってしまいました。お付き合い頂きありがとうござました。 ^^;

" 2017/08/20 Otsuka Museum of Art "
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