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横浜西洋館_花と器のハーモニー2016_外交官の家& 神去なあなあ夜話:20160611 [横浜街歩き]

通勤の方向が変わって本が読めなくなったということを以前に書きましたが、

ここのところ出張が続いていて、たとえば新幹線の中で少し本を読む時間が取れたりしています。

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こういうのを怪我の功名? (違うか)笑

先日も京浜東北線を端から端まで乗った際に一冊の本を読み切りました。

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三浦しをんさんの「神去なあなあ夜話」、以前ずっと前に読んだ「神去なあなあ日常」の続きです。

横浜の高校生勇気は卒業後の進路を悩んでいましたが、どういう拍子か? 気づいてみれば三重県の山奥の奥のそのまた奥にある神去村の林業に携わることに。

携帯もつながらない、商店も一軒しかなく、若い独身女性も一人しかいない、そんな神去村。

兄貴分の怪力妖怪のヨキ、そのヨキが頭の上がらないお嫁さんのみきさん、ちゃぶ台の脇にちょこんと丸くなって座っている繁ばあちゃん、沈着冷静な親方の清一さん、そして勇気が恋する直紀 etc etc ・・・、村の素敵な人たちに囲まれ色々なことを経験していきます、

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お山以外なにもないところ、100年前もきっと100年後のことを考えて木を伐採し植林し、

今も100年後はきっと村は同じに活きているんだと、そんな思いを持ちながら自然を愛し敬いその中で毎日を過ごす人たち。
お山と澄み切った空と星と、それがきらきらと瞬く川の流れと、その他には何もないけれど、その分飾らず真っ正直に思いを話す言葉の一つ一つがとても純粋です。
神去村の人たちには心の中に神様がいるのだと思います。その神様に正直に生きている。


とても面白くてサクサク読んでいたのですが、困ったのは、時折彼らの会話が面白すぎて思わず吹き出しそうになること。京浜東北線の中で少なくとも3回、危ない場面が・・・。

例えば、勇気の先輩の三郎じいさんの、とあるクリスマスの日の思い出話、

白いひげと赤い帽子がないので、ちょうど獅子舞の当番で家に置いてあった獅子頭をかぶって子供部屋へプレゼントを置きに行くと、

「そしたら娘が気付いて、悲鳴を上げて泣き始めた。つられて息子も目を覚まし、しょんべんちびらせてギャンギャン泣く。ばあさんには『あんたはアホか』と怒られるしで、まいったで、ほんまに」etc etc・・・。

一度本を閉じて深呼吸です。ふうーーっ(落ち着いて・・・ ^^; )

電車の中で本を読みながら吹き出すわけにはいきません。

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重たいニュースばかり、世界中が内向きになり自分たちのことしか考えていないように思います。

そんな中で、この本との出会いは爽やかな風との出会いの様に感じました。

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「100年前のひとたちも送っていたし、100年後のひとたちもきっと送るにちがいないと信じているからだ。自分が死んでも、あとを生きるひとが幸せでありますようにと祈って、神去村のひとたちは山の手入れをしつづける。その信頼こそが、愛ってやつじゃないのかなあ。」P326

「もし、明日世界が滅亡するとわかっても、親しいひとたちを急に殴りまくるようなことはできない。たぶん俺たちには、信頼と愛がインプットされているんだ。明日も明後日も100年後も、きっと人々は幸せに暮らすにちがいないと、楽天的な希望がすりこまれていて、そこに向かって毎日を生きようとする力が備わっている。」P327


きっとぼくたちの中にも神去村のみんなと同じように、都会に住んでいて少し汚れてしまっているかもしれないけれど、彼らよりは少ないかもしれないけれど、愛と信頼の神様がいてくれるのだと思います。人であれば必ず・・・。

その神様に恥ずかしくないように、
それをいつも思いながら生きていきたいなと、読み終えて思いました。

楽しくて時折吹き出しそうなところもある一冊でしたが、読み終えれば心地よい余韻。

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勇気と直紀さんとのその後のことも知りたいし、勇気の成長していく姿ももっと知りたい。

三浦しをんさん、続編をぜひお願いします。

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間か空いてしまったし、写真もいつもながらでうまく撮れていないのですが、

横浜西洋館の花と器のハーモニー2016の続き、イタリア山の外交官の家を一応アップしておこうと思います。

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娘が気が付いたように本当に時々お花を活けるのですが、確か小原流 ?

この日の外交官の家に飾られた花たちも小原流ということでした。

なるほど、ツーンとまっすぐに伸びたところとか空間の活かし方なんかが、素人のぼくには良くは分かりませんが、どこかで見たような?

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相棒たちを連れて写真も撮りに行きたいのですが、出張続きであまり余裕がありません。

しばらくはE-PL6の出番が多くなるんだと思います。

相棒たちもうしばらく待機です。パワーをためておいて ^^

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" 2016/06/11 The Home o a Diplomat & Kamusari Naa Naa Night tale "

新潟_AKB総選挙一日前でした:20160622 [訪れたところ色々]

13年ぶり?

N700系の後継の新幹線が登場するそうです。

「N700S」という名称で2020年度から導入されるとか。新しい新幹線楽しみですね。

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6月の中旬、出張で久しぶりの新幹線。

東京駅は新幹線の展示場です。

N700、N700A、E5「はやぶさ」、E6「こまち」、E7 「輝き」etc etc・・・、色んなかっこいい新幹線に会うことができます。

この日は「かがやき」ではないけれどE7系で出かけました。

決して鉄ではないけれど、ブログをやっていると知らず知らずに結構萌えるんです (笑) 。

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先ずは高崎で一仕事、ランチを頂いてエネルギー補給。


高崎はパスタの消費量が多い街 ( 一人当たりのパスタの消費量が日本一多い? ) ? そんな情報をどこかで見たことがあります>

町おこしの一環なのでしょうか?  パスタ屋さんがたくさんあるのだそうです。

そうと聞けば、パスタ (笑)。

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高崎の駅ビルにある「スパゲッティー専科はらっぱ」さん。

このお店、赤唐辛子とニンニクのトマトソースが一番のお勧めということでしたが、これから仕事なのにニンニクぷんぷんという訳にはいかず食べたかったけれど、

モッツァレラチーズとバジルのトマトソースパスタにしました。

かみ切るのに大変なほどたくさんの真っ白なモッツァレラチーズと熱々のトマトソース、もちもちの生パスタにたっぷりかかっていました。

開店と同時に入りましたが、あれあれという内に満席です。後で調べるとかなりの人気店なのだとか。

スープパスタ、とても美味しくいただきました。高崎はパスタの街、脳内メモリにインプットです。 ^^

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高崎で一仕事済ませて、新潟へ向かいました。

新潟、とても久しぶりです、前に来たのはたぶん20年くらい前でしょうか?

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駅前にホテルをとっていたので駅の近くで面白そうで美味しそうなものを調べてみると、新潟のB級グルメとして「タレカツ丼」というものがあることを知りました。

ホテルから歩いてすぐのドン・キホーテの2階の「政家」さんというお店へ。


先ずは一日の頑張りに乾杯です !!

冷たい生を~ ググイっと一杯、頂きました。ふーーっ!! この一杯は至福の時 ♪ 仕事モード終了 !!

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タレカツ丼、

甘辛の醤油のタレを、揚げたての薄めのトンカツにたっぷり、米どころ新潟の炊き立ての白いご飯の上にのせて頂く、シンプル・イズ・ベストなどんぶり。

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新潟は開港の5つの港の一つだったこともあって、西洋のものと日本のものが合わさってできたメニューとのことです。

かつ丼は、ソースカツ丼とか、デミグラカツ丼とか、何種類か頂いたことがありますが、

このタレカツ丼はシンプルで、懐かしい味で、よく米に合います。


普段はこんなにご飯を頂かないのですが、お代わりができそうなくらい熱々ご飯を、パクパク、パクパク。

お腹いっぱい、満足。そしてホテルに帰って、

疲れと満足感と・・・知らない間に、就寝 ZZZZZZZZZZZZZZ 。

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次の朝目覚めてみれば日本海側の梅雨時の空? どんよりの曇り空。

さてさて、それでも仕事。

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朝はヨーグルトと牛乳でしたので、昼はがっつりとチャーシュー麺を頂きました。

お店は、駅中の「しゃがら新潟駅店」。

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新潟のラーメンは初めて。

燕三条系と呼ばれる背脂醤油系なのだそうですが、横浜家系を主食として食べている? 自分にとっては見た目よりさっぱりに感じました。

麺は中太の縮れ麺で自家製だそうで、スープにぴったりと合っていました。

新潟ラーメンも駅中でこのクオリティです。なかなか侮れないかも(街を少し歩いた時にも何件もラーメン屋さんが目につきました。次回の楽しみ ^^v )。

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記事が、食べ物だらけになってしまいましたが ^^; 、

時間がなく、せっかくの高崎や新潟でしたが街をいつものように歩くことができませんでした。

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でも、せめて萬代橋くらいは見てみたい。

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泊まっていたのは南口で静かな感じでしたが、反対側の万代口の方は賑やかな街が広がっています。

万代口を出て、駅から国道7号線に沿って少し歩いてみました。

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銀杏並木、いつの間に? グレーだった空は真夏の青い空に変わって、銀杏の葉っぱが青空の中キラキラと輝いていました。

晴れると夏です!! 歩いているとスーツの上着は着ていられません・・・アッチイ ^^; 脱ぐべし。

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それでも、橋に近づくにつれて涼しい風が吹いてきました。

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萬代橋、

信濃川に架かる国道7号の道路橋梁です。国の重要文化財に指定され1886年に初代の橋が竣工、新潟市の信濃川に架橋された初めての橋なのだそうです。

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橋を渡ってみましたが、日本一長い川、信濃川。

橋の真ん中でしばし佇んでみました。

普段こんなに大きな川を目にしたことがありません。 すごいな。

川って、こんなに滔々と流れているんだ・・・。頬にあたる信濃川の風・・・覚えておきます。

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駅に帰ってみれば、

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そうそう、次の日はAKB48の総選挙の日。

参院選より一足先に候補者のポスターが、

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街中には、AKB48、 SKE48、 NMB48、 HT48、 NGT48、etc etc ・・・、街宣車が繰り出して、本物の選挙戦さながらの街頭演説。

AKB48 の総選挙なんてTV で見たことがありませんでしたが、こんなこともあって、

帰って来てビールを飲みながら興味津々、順位を発表されたメンバーたちのスピーチを聴いていました。

真剣に頑張っているんだなと、これも一つの青春なんだなと。

商業ベースに乗っているのかもしれないけれど(経済効果はうん十億円、JRも新幹線を臨時に増発する程)、彼女たちの涙は本物、頑張っている結果なのだなと。

結構、感動してしまいました。


そして、サッシー連覇でしたね。 ^^v  おめでとう !!

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東京までの移動は、

これも初めて乗りました。MAX トキの2階です。

ジャンボな2階建ての新幹線の2階に乗ったのは初めてでした。視線が普通の新幹線とは違います。

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しばらくこんな感じが続くと思います。

梅雨の間は雨もだし、晴れると暑いし、ですが、何とか乗り切りたいと思います。

なんといっても、見たことのないもの、食べたことのないもの、乗ったことのないもの、etc etc ・・・、
そんなものたちも待っています (笑)。

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お土産は色々とは買えませんでしたが、

キリンとサッポロの新潟限定ビール(AKB48総選挙を見ながら頂きました)、

新潟に行って何がおみやげが良いと? 行く前に家族に聞くと、

「新潟と言えばお米でしょう」と直接的な答えだったので、


期待に応えて「こめかん」を買ってきました。 ^^v

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それから、

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集めている手ぬぐいで、新潟らしくてとてもきれいな一枚がありました。

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朱鷺の手ぬぐい !!

これ、とっても気に入りました。

" 2016/06/22 Takasaki & Niigata & AKB48 "

横浜西洋館_花と器のハーモニー2016_ブラフ18番館:20160611 [横浜街歩き]

梅雨入りしましたが、今のところ思ったより雨が降る日は少なく、

土曜日も起きてみれば良い天気。


ピカピカの日差しが曇りガラスの向こう側から差し込んでいました。

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東慶寺のイワガラミの公開が6月12日までだったので、北鎌倉に出かけようか? 一瞬迷いましたが、

先週は泊りがけで出張もしてきたし、混雑しているところにはあまり行きたくないかな ?

やはり6月12日まで開催していた ~横浜西洋館 花と器のハーモニー2016~ に行くことにしました。

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相棒の E-Mi と E-M5 をバッグに、Walkman には 山田和樹の Mahler Symphony No.6 を入れてJR に乗り込みます。

石川町からイタリア山庭園に向かいましたが、駅からわずかの距離なのに・・・この坂道、

色々な不思議なものがいっぱいです。 

萌えさび、長く伸びる板塀の影、ガーコイル、一足増えた(なぜ増えたんだぁ~? 誰が増やしたんだぁ~? )
バスケットシューズ etc etc ・・・。

不思議です?   謎の坂です(笑)。

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イタリア山庭園には、横浜西洋館の中でぼくが一番好きな「ブラフ18番館」があります。

緑に囲まれた高台にあって、庭からは高い空とランドマークタワー等みなとみらいの方の景色を楽しむことができます。

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それに何より、ここも光が素敵な場所。

木漏れ日も、西洋館の窓から差し込んでくる光もとても素敵なのです。

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9時30分からの開館でしたが少し前に着いたので先ずはブラフ18番館を一回り。

同じように早く着いたのでしょう、

おじいさんとおばあさんが仲良く、いつもの場所にあるベンチに腰掛けていました。

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綺麗に咲いている紫陽花にはアゲハチョウが一生懸命の吸蜜中 ♪


何だかほっこり。 

爽やかな高台の風、のんびりと朝の長い影。

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少し前に赤レンガの方を散歩しているとき、この催し物のパンフレットをもらっていきたいなと思っていました。

「花と器のハーモニー」は今年で16回目なのだそうです。

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来れた年、来れなかった年がありますが、ぼくも何回かは来させてもらったことがあります。

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毎年その年のテーマがあって、

今年は「Living with Flowers ~横濱~」

『館・花・器・人』がおりなす協奏曲や「花のある豊かな暮らし」を紡ぎだします。誰でもできる身近なライフスタイルを提案します。

がテーマだということ。

また、全館共通で百合の花が使われたとのことです。

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ここブラフ18番館にも、

オレンジ色のユリがたくさん使われたフラワーアレンジメントが ♪

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緑の窓枠と白の壁、

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窓から差し込む初夏の朝の光と

オレンジ色のユリはとても素敵でした。

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横浜の西洋館、

どこも趣があっておしゃれで素敵ですが、やはりブラフ18番館がいいな。

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たっぷりのピュアな光の中、

フラワーアレンジメントの花に囲まれていると、ずっとここにいたくなります。

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緑の長い茎や葉っぱも、ちょうどここのオフホワイトの壁と調和していて、

フラワーアレンジメントもそれだけではなくて、やはり器? 飾られる部屋や家も器だとすれば、そことの調和が美しいのですね。

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うちも娘がお花をやっていてこんなに豪華ではないですが、

時々かわいらしい小さいのですが、部屋に飾られます。

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一つの器に一輪であっても、花があるといつもとは変わって部屋の雰囲気がとても優しくなります。

部屋に花があるってとても良いことだと思います。

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ちょっといけない聴き方かもしれませんが、ずっと3楽章の Andante moderato をリピートで聞いていました。

牧歌的で静かな中に時折陰りが垣間見えて、マーラーの中でも美しくて大好きな旋律が最後の方にある楽章です。

ティルソン・トーマスの Andante moderato がその中でも一番好きですが、

この日は

山田和樹 日本フィルハーモニー
2016年3月27日 オーチャードホールライヴ 
Mahker Symphony No.6 in A minor " Tragic " を聴いていました。

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何回か聴きましたがクレバーな指揮者であると思います、山田和樹。

この演奏も感情に走ることなくディテールを大切にして均整の取れた演奏だと思います。
でも、その中に高原の日差しをふと遮る雲の、薄い影のような旋律の聴かせ方、ふとした陰りがとても美しい。

この旋律を聴くと、背中の方がびりびりとしびれるように感動してしまいます。

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日本の指揮者で日本の演奏家、オーケストラでの演奏もかなりレベルが上がってきたのだと思います。

小澤さんとサイトウキネンオーケストラは別格としても、N響や都響の録音も増えていますし、

最近聞いた中では、田部京子さんのピアノと下野竜也さんの指揮の モーツァルトのピアノコンチェルト k.466 と k.467はとても素敵でした。

山田和樹と日フィルのこの演奏もなかなかのものです。3年でマーラーの交響曲を全曲演奏するイベントがこのコンビで進行中ですが、このCD を聴いて早速、8番と9番の来年のコンサートのチケットをゲットしました。

来年の6月ですが、今から楽しみです。

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" 花と器のハーモニー2016 " 

Mahler Symphony No.6 Andante moderato を聴きながらのブラフ18番館の後は、隣の外交官の家に寄ってみました。

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長くなってしまったので、そのことは

別にアップしたいと思います。

" 2016/06/11 Bluff No.18 & Kazuki Yamada Mahler No.6 "

北鎌倉東慶寺_イワタバコが咲きました:20160529 [鎌倉]

イワガラミのことが気になったのですが、

何だかいろんなことが億劫で、6月の最初の土曜日はずっと部屋にいました。

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5月は暑い日が多かったですが、いよいよ梅雨のシーズン。

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ブルーの青空から、ライトグレーのちょっと湿った空。

何をするにも億劫で・・・、ついつい部屋の中で椅子に座ったまま、CD を聴いてお酒をクイクイ。

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物憂い雨音の季節、

億劫な休みの日には、何もせずに時間だけ過ぎていくのを静かに見送るのも良いかもしれない。

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一週間前、5月の最後の日曜日に北鎌倉の東慶寺に出かけてきました。

その前に訪れたとき、イワタバコの赤ちゃんたちに出会ったので、

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今年の花暦を一頁めくりに行ってきました。

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東慶寺にはイワタバコが咲いているところが何か所かあります。

一番見事なのは墓地の入口の所の崖に群生しているところ。

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石段を登り本堂でお参りして向かいます。

途中、紫陽花たちもきれいな色に染まり始めていました。

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ライトグレーの空の下の紫陽花はしっとり、愁いも帯びてとても綺麗ですが、

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東慶寺の梅の古木たちの下で、

5月の日差し、

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木漏れ日を受ける紫陽花たちもとても可愛いです。

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まして、咲きたてのピュアな紫陽花ならばなおさら。

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静かな境内、

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釈迦如来坐像の優しいお顔。

水月観音菩薩半跏像も優しいお顔ですが、釈迦如来坐像もとってもやさしい。

お会いして手を合わせると、なんだかほっとします。

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そして、

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今年も、崖の所には、東慶寺のイワタバコ君たちが咲き始めていました。

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崖の上から、ながーい首を伸ばしてたくさんの目でじっと、ぼくらを見下ろしています。

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今年も無事、東慶寺の可愛い紫の

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小さな宇宙人たちに会うことができました。

一年でわずかの時しか会うことができない可愛い花たち。

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もう少し経って、満開のたくさんの宇宙人君たちが見下ろしているのも素敵な景色ですが、

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赤ちゃんの肌の様に透き通って蕾の柔らかいオフホワイトの色彩が残る、

咲き始めのイワタバコたちの優しい色が好きです。


一番良いときに訪れることができました。

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6月、
東慶寺より少し先にある紫陽花寺明月院へと、駅から行列ができる北鎌倉が一番込み合う季節になります。

明月院ほどではないけれど、東慶寺もたくさんの人が訪れます。

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その前、

水色の空と木漏れ日の朝、静かな時間。


わずかな一時でしたが、境内で過ごすことができました。

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物憂げな、ちょっと億劫な休みの日、

撮ってきた写真たちを整理して、イワタバコたちともう一回会うのも良い時間。

そうそう、崖の所だけでなくて、門をくぐって拝観料をお納めする窓口の反対側にも、イワタバコ君の可愛い花があります。

自分的には東慶寺の中でここの宇宙人君たちが一番かわいいと思います。

この記事の最初の所に乗せた宇宙人君たち。 柔らかい紫と白の色彩がとても好きです。
機会があったら、覗いてあげてください。

きっと喜ぶと・・・。

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今年も無事にイワタバコの頁、

花暦を一頁繰ることができました。

" 2016/05/29 Kitakamakura Tokeiji & Conandron ramondioides "

原田マハ_黒幕のゲルニカ&イヴァン・モラヴェッツの Mozart Piano Concerto No.20 k.488 :20160604 [読んだ本]

勤務する場所が変わって、

郊外に向かっていたのが、行き先が都心となり、
電車が混むのはもちろんですが、一番つらいのは、電車の中で本が読めなくなったことです。

今まで、読書の時間の大部分は電車の中でしたが、
その時間が無くなり、相対的に出会う本の数が減ってしまいました。

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それでも、休みの日には、

冷たいビール、またはワインのコルクを抜いて、大好きな田部さんのピアノをCD で聴きながら、
ほろ酔い気分で何冊かの本は読んでいます。

少し前に書きましたが、
今年の本屋大賞の「羊と鋼鉄の森」、「書店主フィックリーの物語」はとても良い本でしたし、

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有川浩さんの「ストーリー・セラー」も、
ビブリア古書堂の事件手帳の作者三上延さんの「 江ノ島西浦写真館」も、川口俊和さんの「コーヒーが冷めないうちに」も良かった。


でも、
これら最近読んだ本の中で最も心に残っていて、今もずっと余韻が残っている本があります。

余韻の中で、Mozart Piano Concerto No.20 K.466 が鳴り続けている一冊があります。

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原田マハさんの絵画本の最新作「黒幕のゲルニカ」。

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キュレーターであった原田マハさんの創り出す画や画家を主人公とする作品は、今まで何冊か読みましたがどれも外れはありません。

どれも作品に出てくる画や画家がより身近に、そして、愛しいものになっています。

ルソーと「夢」(楽園のカンヴァス)、モネと「水連」(ジヴェルニーの食卓) etc etc ・・・。


原田マハさんの作品を読み、映像化して欲しいと以前から思っていたのですが、「黒幕のゲルニカ」はミステリーも、サスペンスとアクションの要素も持っていて、まさにエンターテイメントの一冊だと思います。

スケールという点では、今までの作品の中では最大ではないでしょうか。

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お話は、2つの物語、
過去と現在の2つの物語がパラレルに語られ、

それがピカソの傑作「ゲルニカ」により有機的に結び付けられています。


スペインの内戦1937年4月26日、共和国の一つの都市であったバスク地方のゲルニカを、フランコ将軍を支援するナチスドイツのユンカース爆撃機等が無差別爆撃を行いました。

焼夷弾を初めて使用した爆撃ともいわれていますが、多くの一般市民が殺戮されました。


つい最近、
アメリカのオバマ大統領が広島を訪問しましたが、規模は違うものの、一般市民を爆撃で殺戮するということでは、広島や長崎の原子爆弾の投下と同じことが、スペインのゲルニカでも行われたのです。

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無防備、

何の防御の手段をも持たない一般市民を、ユンカース爆撃機からの焼夷弾で焼き尽くすのは殺人以外の何物でもありません。
こんなことは、人のすることではない・・・。

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パリでフランスの新聞を読んでこの事実を知ったピカソは、アトリエに閉じこもり、モノトーンのこの大作を仕上げます。
独裁者、大量殺戮に対するピカソの強いメッセージ、抗議として無二の大作「ゲルニカ」を。


ゲルニカは万博のスペイン共和国館に展示され、ファシズムへの対抗、殺戮への絶対の反対を唱えます。

パリの陥落の時には、アメリカニューヨーク近代美術館(MoMA). へ、
スペインが本当に民主主義の国になるまでは返さない、ピカソの言葉通りに預けられます。

アメリカに行かなかったら、ナチスによりファシズム反対の絵画として焼却されていたのでしょう。

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一方、9.11の同時多発テロにより最愛の夫を亡くした、MoMAのキュレーター八神瑤子、

その後のアメリカを中心とする多国籍軍のイラク侵攻の背景の下、ピカソの展覧会を企画します。


繰り返しの報復は何も解決するものではない・・・、

夫を亡くしながらそのメッセージを展覧会から発信しようと、フランコ総統の死後、スペインに返却されてから門外不出となっていたゲルニカを借り出そうと、MOMA理事長ルース・ロックフェラーと奇想天外の戦略を。

そこにバスク独立を目指すテロリストも加わって・・・。

果たして、ピカソの戦争との闘い、
ゲルニカは再びニューヨーク近代美術館(MoMA). に展示されるのか。

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絵画とは、書斎や応接間を飾るためのアクセサリーだけではなく、個人の感情の発露等だけでなくて、

もっと大きなイデオロギー、主義主張、世界を人類を動かしうる大きな力を持っているのだと、
時には命がけで発信するものなのだと・・・強く強くこの作品で教えられました。



「ピカソの戦争。それはすなわち、私たちの戦争。

 ピカソが、私たちが戦っている敵は---「戦争」そのものなんだ。

 私たちの戦いは、この世界から戦争という名の暴力が、悪の連鎖がなくなる日まで続くんだよ---」 P222



「どんな困難があろうともあきらめずに挑戦を続けてきた君を、ぼくは誇りに思う」P350


ワインを飲んでいたせいもありますが、読みながら思わず目頭が熱くなっていました。

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最後のシーンを読んでいるとき、イヴァン・モラヴェッツのMozart Piano Concerto No.20がかかっていました。


「黒幕のゲルニカ」、
主人公のピカソの、八神瑤子の思いとぼくのこころと思いとないまぜになって、

こころの奥のずっとずっと奥の方まで、イヴァンの音色が・・・揺らめきの音色がしみこんでいきました。


イヴァン・モラヴェッツの20番気良いな。

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イヴァン・モラヴェッツ(1930年11月9日 ~ 2015年7月27日)はチェコのピアニスト。

このCD で初めて聞いたピアニスト、

タッチの響きが柔らかくて美しい。

それに、
わずかな響きの揺らめきのようなものがあって、それがモーツアルトのニ短調協奏曲にはとても魅力的です。

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本を読むときに CD を聞きながらが多いのですが、

今までも、本と曲を一緒に記憶しているものがいくつかあります。

石田衣良の「美丘」とレミオロメンの「夢の蕾」、村上春樹の「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」とボンジョビの「HAVE A NICE DAY」、
藤谷治の「船に乗れ」とラフマニノフの「チェロソナタ」etc etc ・・・。

「黒幕のゲルニカ」とイヴァン・モラヴェッツの Mozart Piano Concerto No.20 k.488 も、
こころの引き出しに、ちゃんとしまいました。


良い本に出合えるのは本当に幸せです。

そして、一本のワインと、休みの日のゆっくりとした時間に感謝です。

静かな25時間目・・・、イヴァンのピアノ。

" 2016/06/04 Maha Harada Guernica of mastermind "

ぶらぶらと娘と濵歩き& Mozart Piano Concerto No.17:20160521 [横浜街歩き]

港の見える丘公園で写真が撮りたいと、娘から。

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土曜日の朝7時に起こしてJRに乗りました。 いつもなら一人の散歩ですが、この日は娘と。 

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石川町で降りてリセンヌ小路を歩いていきます。

長い影、
日の出の時間は早くなってはいますが、まだまだ太陽は目覚めたばかり。

長い影、
こういうの好きです。

見ていたら、しばらく行っていないブリヂストン美術館の「郊外のキリスト」を思い出しました。

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ブリヂストン美術館はビルの建て替えで長期の休館中ですが、

好きなルオーの絵が2枚あります。

しばらく会っていないので会いたいな。今度はいつ? 会えるんだろう・・・。

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ウチキパンの前を通り、外国人墓地の横の坂を上がっていくと、

5月は短い間に3回目の港の見える丘公園。

リニュアルして初めて訪れた時は、庭園の変わり方にびっくりしましたが、3回来るとまた違った感じに。

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港の見える丘公園のイングリッシュローズガーデン、優しい色彩がだんだん身近になって馴染んできました。笑

今まで気が付かなかったけれど、足元に目をやれば小さなミニバラたちも。

ヤグルマソウやニゲラもとても可愛く咲いていました。ニゲラ、イングリッシュガーデンの妖精君♬

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一通り娘と写真を撮って、

いつもとは違った道、大佛次郎記念館の方から公園を出ました。

初めての道を娘と「どこに出るんだろうね、この道? 」。

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「大丈夫だよ。あのマリンタワーの方に行けばいいもの。」

「なるほど(笑)」

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マリンタワーから山下公園へ。

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早朝の山下公園、散歩の方たち、

ぼくらのようにバラや景色の写真を撮っている方たち、

とてものんびりとしていて、

港の見える丘公園も良いですが、山下公園はより濵の海に近くて空が大きくて開放的です。

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爽やかな、濵の潮風、

ほんのりとバラたちの甘い香り、潮の香を届けてくれて・・・横浜です(笑)

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時間ができたら感想をアップしようと思っている本があります。

原田マハさんの「黒幕のゲルニカ」。

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楽園のカンヴァスも良かったですが、「黒幕のゲルニカ」もとても面白かった。

絵画って画家ってプライベートな個人の思いだけでなく、強くイデオロギーを発信するものなんだ。
ピカソの戦いに、そして主人公の瑤子の戦いに感動しました。

そして、そのクライマックスの時に聞いていたイヴァン・モラヴェッツ の弾くモーツァルトのピアノコンチェルト第20番が、また忘れられない一曲にもなりました。

これはこれでまたアップしたいと思っているのですが、

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この時に20番を、アルゲリッチ姉さん、大好きな究極のピアニシモのピリス、ヘブラー、ブレンデル etc etc ・・・で聞き比べしてみたのですが、

その際に、またまた、しばらくぶりに聴いて惚れ直してしまった曲がありました。

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モーツァルトのピアノコンチェルト第17番ト長調 K.453 です。

1784年にモーツァルトは6つ子のピアノコンチェルトを立て続けに作曲しました、モーツァルト中期の絶好調の時です。

6つ子の、4番目の曲がK.453です。おそ松さんでは、一松ですね(笑)。

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20世紀の作曲家メシアンはこの曲を、

「モーツァルトが書いた中で最も美しく、変化とコントラストに富んでいる。第2楽章のアンダンテだけで、彼の名を不滅にするに十分である」と言っているとか。

しばらく聴いていませんでしたが、一楽章から三楽章まできらびやかで旋律は美しく、可愛くてキラキラしているけれど、時折気が付くと影が・・・。
とてもモーツアルトらしい ♬

三楽章は後のオペラ「魔笛」のパパゲーノの歌を思い出します。
曲全体にモーツァルトの歌が響いてくる素敵な曲です。

CDは、これもぼくのお気に入りのピアニストの一人、ワルター・クリーン。
聴いているとウィーンの風が部屋の中を通り抜けていくようです。

風が吹けば桶屋が・・・、^^;
みたいなつながりになってしまいましたが、17番 k.453 、惚れ直してしまいました。

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娘と濵の散歩コースをゆっくりと、写真を撮りながら歩きました。

朝早く何も食べてこなかったので、お腹が空きましたが、10時半ではなかなか開いている店が見つかりません。

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探しながら歩いて来たら、桜木町の駅に着いてしまいました。

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ようやく、アンデルセンシァル桜木町店さんでモーニングを頂きました。

厚切りのトーストにバターをたっぷりぬって、ふわふわスクランブルエッグにたっぷりケチャップをかけて、
たくさんきれいな景色と花を見て早朝散歩でお腹が減ったところに、

サクッ !! サクッ!! 良い音、香ばしい香り !!

厚切りのトーストはとっても美味しかった。

ビールが飲みたかったけれど、まだまだ午前中です ^^;

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一人の気ままな早朝散歩も良いけれど、

娘と歩くのもたまにはいいかな?


ワルター・クリーンのものはありませんでしたが、N響とピリス、プロムシュテットの17番がありました。

2楽章はメシアンが言うように美しいですし、3楽章はハパゲーノです ♬


モーツアルトはやっぱり素敵 ♬

" 2016/05/21 Yokohama Yamashita-Koen "